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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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カトマンズ 川辺のシバ寺院に住む子供たち 小さな歴史‐06
カトマンズ 川辺のシバ寺院に住む子供たち 小さな歴史‐06 1

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カトマンズ 川辺のシバ寺院に住む子供たち 小さな歴史‐06 8

 今日は ビックラムと三人の妹たちとタマン族の女の子スジータが 一緒に遊んでいる。
 1年前は ビックラムとスジータは 同じ公立小学校の2年生だった。
 それが 昨年の10月に出会ったときには ビックラムは学校へ行かなくなり、
 住んでいる部屋の近くをふらふらするようになっていた。
 どうも両親が子供の教育には関心がなかったようである。

 ビックラムの両親は異民族間の結婚である。
 ビックラムの父親は カトマンズの先住民族 ネワール族であるが、彼らの家族が
 ネワール語を話すのを聞いた事はないから、カトマンズ盆地の外に住んでいた
 ネワール族なのかもしれない。
 母親は ボティアと呼ばれる民族で どういった民族なのかよくわからない。
 ネワール族は 異民族間の結婚に対して 受容性はなく、もし、異民族と結婚すれば、
 勘当され、家の敷居をまたがせないということにもなる。
 相手が高カーストであれば、柔軟に対応する場合もあるが、低カーストの場合は 
 厳しく勘当され、血縁のかかわりを失ってしまう。

 そんなことから ビックラムの家族は 彼らの民族の中での血縁関係、共同体から
 孤立して生活しているのだろう。
 そうでなければ、子供の教育についても 親戚から何らかの忠告や援助があるはずで
 ある。
 ネワール族のグッティと呼ばれる氏族共同体の絆は きわめて強いものである。

 同じ寺院の中に住むタマン族の女の子 スジータとビックラム、そしてその妹たちとは
 幼馴染である。
 スジータの学校が 今 夏休みなので シバ寺院の境内で 幼馴染同士でよく遊んで
 いるのを見かける。
 寺院の境内の中は 彼らの生活場所であり、避難場所でもある。
 このシバ寺院 サハ王制初期に建てられた古い寺院であるが、参拝者が訪れることは
 ほとんどない。

 今日もスジータとビックラムたちの5人が この境内で寄り添うように群がっている。
 スジータとビックラムのすぐ下の妹とは いい遊び相手である。
 日本のお手玉のような遊びを 小石を使って遊んでいる。
 この日は いつも怒鳴り散らしているビックラムの父親の姿もなく、子供たちは
 伸び伸びしている。
 彼らの心が ゆったりとしていることがよくわかる。

 貧しいから不幸ではない。貧しい中で助け合い、支えあう信頼し合える家族や
 仲間がいないことが不幸なのである。
 未来への道筋をつけてくれる大人がいないことが 子供たちにとっては不幸なのである。
 スラムの中に住んでいても 少しでもそこから這い上がっていくための方法を考えて
 いる家族もいる。
 読み書き・そろばん程度の教育だけは 子供に身につけさせたいと思っている親もいる。
 掃除、洗濯、料理と生活の技術をしっかりと身につけさせる、そのことで子供たちの
 自立を促す親もいる。

 ビックラムの家族の場合、家族の中での自立のための技術の伝承・伝達の形がすっかり
 崩れてしまっている。

 村から逃げ出して カトマンズにやってきて ストリートチルドレンになる子供たちも
 そうである。
 家族関係が壊れ、そこにいることが嫌で カトマンズに逃げ出してくるが、生活の
 基本的な習慣、技術を持っていないから 食堂などの下働きなどが出来ない。
 彼らは ストリートチルドレンという生活の中で崩れていくのではなく、家族生活が
 崩れ、大人との信頼関係を失っていることが原因で、村を逃げ出してくるのである。

 彼らが社会生活に再び適応していくためには 大人との信頼関係を回復し、
 基本的な生活習慣・技能を身につけることが出発点になる。

 そういう意味では このビックラムの家族も危ない状況の中にある。
 父親の自覚がなければ、子供たちの将来は 明るいものにはならないだろう。


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カトマンズ 生き抜く人々 | 20:44:37 | Trackback(0) | Comments(0)
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