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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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カトマンズ いつも行くネワール・カザの店
カトマンズ いつも行くネワール・カザの店 1

カトマンズ いつも行くネワール・カザの店 2

カトマンズ いつも行くネワール・カザの店 3

カトマンズ いつも行くネワール・カザの店 4

カトマンズ いつも行くネワール・カザの店 5

 バグマティ橋のカトマンズ側のタパタリの交差点の脇には いつも行くネワール・
 カザ(ネワール族の簡単な軽い昼食)の店がある。
 近くに住むネワール族のマハルザン・カースト(ネワール族の農民カースト)の
 経営する店である。
 昼の2時ごろ行くと いつも人がいっぱいで 座る場所がないくらいである。

 午後3時ごろ お腹が空くとこの店にやってきて ネパールスタイルの丸いモモ
 (蒸し餃子)、チョエラ(水牛のあぶり肉の和え物)、セクワ(水牛のヒレ肉炒め)、
 時には水牛の腸の炒め物を頼むこともある。

 夕方も遅くなって、この店の前に通りかかると マハルザンの家族とした働きの
 カンチャ(12歳から15歳ぐらいの男児)たちが 店の仕事も終わり、店の前に
 のんびり座り込んでいる。
 店じまい前のひと時である。
 この店は マハルザン夫婦、そして 3人の息子、3人のカンチャが働いている。
 普通ネパール人の店なら、サウジ(店の主人)は 椅子に座り込んで 客からお金を
 受け取り、従業員に指示を出すだけだが、この店では 料理を作るのはマハルザン
 家族の仕事で、皿洗い、出来上がった料理などを運ぶのが カンチャたちの仕事である。

 経営者自ら 下拵え、料理をするから いい加減なものは作らない。
 店そのものは決してきれいとはいえないが それでも他の店より安心して食べることが
 出来る。

 ここで働くカンチャたちは タマン族の子供たちである。
 村から出てきて 下働きの仕事をする子供たちには タマン族、マガール族の
 子供たちが多い。
 村の生活の中では 学校にも行けない最貧層の家庭の子供たちである。
 この店の経営者のマハルザンは 人使いがひどくないから 子供たちは
 気持ちよく働いているようだ。
 皆 同じ村の出身である。

 先日 やはり この店にやってきたとき、店の奥の方で バグマティ橋の周辺で
 いつも見かける幼い妹を背負って面倒を見ているタマン族の少年が 座っていた。
 顔があったので 「何を食べているの」と訊くと 「モモ」と応える。
 店の息子に訊くと ここにやってきたのは初めてだという。
 どうも好印象を持ってはいないようだが、お金を払えば、客は客である。
 それを受けて 働いているカンチャも そうだそうだとうなずいているので
 妹を連れてやってきた少年は 君と同じタマン族だぞと言うと 信じがたい顔つきで
 驚いていた。
 彼らの母親は バグマティ橋のパタン側の小さな空き地で 焼きトウモロコシを
 売っている。
 去年の春先には 冷たいバグマティ川の水の中に入り、震えながら 岸まで砂を
 運んでいた。
 カトマンズも外の村からやってきたタマン族やマガール族は ほとんどといって
 いいくらいに こうした厳しい肉体労働に従事している。
 1日やっと200ルピー(250円)になるかどうかの低賃金である。

 カトマンズでは ある程度安定した恵まれた暮らしをしている人たちのほとんどは
 貧しい人たちの生活には関心を持たない。
 民族やカーストが違えば、違った世界の出来事なのである。
 ネパール国民という共通意識はなく、愛国心も希薄である。
 あるのは 自分たちの家族、親戚、カースト、民族までの意識で カースト、民族が
 違ってしまうと かかわりは薄れ、関心も持たなくなってしまう。

 ネパール、ネパールと大声を上げているのは 支配階級のバウン族、チェットリ族
 だけで それも真剣に国のことを考えているのではなく、如何にしてこの国の富を
 他の民族やカーストの人たちと分け合うことなく、独り占めするか、そのことだけしか
 頭にはない。
 彼らにとって、他の民族やカーストは 同じ人間ではなく、奴隷に近い存在としてしか
 見ようとしない。
 民主化20年近くたっても あくまで バウン族、チェットリ族に都合の良い民主化で
 大半の国民は その恩恵に浴していない。

 日本だって同じで 国の富をアメリカに奪われ、大企業や一部の人間たちは富を独占し、
 分け合うことを忘れ、ネパールと同じように貧富の格差は広がる一方である。
 自給自足体制の整っていない日本では 何か事が起これば 明日はわが身に苦境が
 やってくるのは 目に見えている。
 貧しさに慣れていない日本では 悲惨さはネパール以上のことになるだろう。


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カトマンズ 生き抜く人々 | 02:28:05 | Trackback(0) | Comments(0)
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