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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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アジアの街角 1枚の写真から‐66 カトマンズの下校時には
アジアの街角 1枚の写真から‐66 カトマンズの下校時には 11

 夕方の4時近くなると 近所の私立学校の授業が終わり、たくさんの生徒たちの
 下校の姿を見かけることになる。
 カトマンズでは 子供たちの大半は 私立学校に行き、私立学校の授業料や
 お金のかかる補助教材を支払う余裕のない家庭の子供だけが 公立学校へと
 通うことになる。

 近頃は いくつかの施設のいい公立学校も出来てきているが、教師の見栄で、
 補助教材にお金をかけるようになり、それが負担になる子供たちは 施設は
 悪くても 費用のかからない公立学校へと移っていくことになる。
 ネパールでは 教育の機会均等など夢のような話である。
 親の収入によって、通うことの出来る学校が選ばれることになる。
 完全な格差社会が 子供の教育にもはっきり現れている。

 ネパールの私立学校は 人間教育の場所というより、
 組織化された塾のようなものである。
 ネパールの教育制度の中に SLC 高校卒業資格試験というものがある。
 この試験に合格しないと大学に進学できない。
 最近では 諸外国の制度に合わせ、私立学校も公立学校も10年制でなく、12年生に
 変わってきている。
 この高校卒業資格試験の合否、そしてその成績の上位を占める学生の数が 
 私立学校の良し悪しを決める判断になっている。
 だから、私立学校は 受験教育に没頭し、生徒の人間教育など二の次になってしまう。
 人間としての躾など 家庭で行えばいいのであって、学校の役割ではないとはっきり
 割り切っているようだ。

 日本の公教育のように 列を組んで整然と下校するという姿は 間違っても見られない。
 日本のようにといっても 私が小学校に通っていた頃は 右側歩行を指導される
 ぐらいで 皆 てんでばらばらに下校していたものだ。
 昔は今ほど 車の交通量もなかった。
 何はともあれ、一歩 家の外に出れば 子供たちは 自分の身は自分で護るより仕方が
 なかったのである。

 カトマンズの私立学校の生徒のように 傍若無人に公道を他人の迷惑を顧みず、
 下校していく姿も問題があるが、あまりに管理された日本の生徒たちの姿にも
 疑問が湧いてくる。
 あまりに従順すぎるような気がする。
 子供たちが本来持っている野生的なものを感じさせてくれないのである。

 私の近所の私立学校の生徒は 中産階級より少し下の生活レベルの家庭の子供たちで
 あるが、このレベルの人たちには 公という意識がないから、子供たちに公教育、
 公の躾を施そうという気はない。
 カトマンズでは 政府と家族という対立はあるが、その中間の共同体の中での
 公という概念がないから、道にゴミを捨てない、周りに迷惑をかけない、
 そういった公共の躾はほとんどないといっていい。
 昔は カトマンズに住んでいる人間は カトマンズの先住民族 ネワール族が大半で
 しっかりとした共同体があり、それなりのルールがあったが、今は、80%以上が
 カトマンズの外からやってきた人によって占められ、それぞれ わがまま放題に
 暮らしているというのが現状である。
 その象徴的な姿が 私立学校の生徒たちの下校時の姿である。
 カトマンズの人口増加が 様々な歪みを生み出しているのである。

 つい先日も 青少年の不良集団同士の争いがあり、16歳、17歳の高校生がその場で
 なぶり殺しにされ、二人は病院に運ばれたが、一人は 昨日死亡し、もう一人は
 未だに意識不明の重体だ。
 家族制度が崩れ、弱肉強食の社会制度や教育制度の中では 格差がどんどん生まれ、
 カトマンズの若者たちの心の歪みも生まれてきている。
 大人社会の歪みが そのまま若者たちの間にも蔓延してきている。
 それは 日本でも同じことである。
 日本でも近頃では 凶悪犯罪があとを絶たない。
 アジアでは その傾向に歯止めがかからないのは どういうわけだろう。
 何でもお金次第という風潮、アメリカの価値観が すっかり、アジアでも
 定着し始めているのである。
 本当にこれでいいのか、アジアはと 声を上げたくなる。


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アジアの街角 1枚の写真から | 10:08:50 | Trackback(0) | Comments(0)
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