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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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カトマンズ 晴れた日の夕方には
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カトマンズ 晴れた日の夕方には 9

 午後6時半からの計画停電が始まったので 陽のあるうちに夕餉のための野菜を
 買いに通りに出た。
 バグマティ橋の下の野菜市場まで出かけようと思ったが、少し高めであるが、
 近所のタルー族の八百屋を覗くと 必要な野菜は揃いそうだったので、ここで
 買い物を済ませることにした。
 シミ(鞘インゲン)200g、ピーマン300g、ビンディ(おくら)200g、
 そして、雨期が始まると出てくるニューロー(こごみ、ワラビの1種)2束を買うと
 70ルピーになってしまった。
 去年の今頃なら、同じものが半値で買うことが出来た。
 独り者の私はとにかく、家族持ちなら 支出が増える、あるいはおかずの量を減らして
 支出を抑える、どちらにしても大変なことだとしみじみ思う。

 私の夕餉のおかずは ワラビの卵とじとオクラ納豆である。
 食べることに手をかけなくなって、空腹を満たすだけの食生活になってしまった。

 買った野菜を手にして 家に向かって戻りかけると 
 西の空に夕焼けが広がり始めている。
 近頃は 空の変わり行く姿に目を向けるようになってきた。
 それだけ、歳を取ったということだろうか。
 手にしていた野菜を入れた袋を知り合いのバウン族の雑貨屋に預け、
 バグマティ川の河川敷へと向かった。
 陽は雲の向こうに隠れてしまったけれど、その残照が雲を染め上げている。
 空では いつもながらの崇高なドラマが始まっている。

 河川敷の広場では 若者や子供たちが サッカーに興じている。
 25年も前の話だが、サッカーなどの激しい運動をしていれば、腹が空くから、
 そんな遊びをするなと 親が子供に言い聞かせていたという話が嘘のような話に
 なってしまった。

 広場で写真を撮っていると、近くにいた子供たちが寄ってきて、
 「自分たちの写真を撮れ」と言い始める。
 撮った写真をカメラの液晶画面で見せると 大喜びである。
 子供にカメラを向けることすら はばかられる日本とは大違いである。
 そんな日本が正常であるとはとても思えない。
 何でもかんでも国民を法で縛りつけ、抑圧していけば、その抑圧が爆発して
 より大きな犯罪を生み出すことがわからない政治家や評論家の浅知恵には困ったものだ。
 アメリカを真似て、あるいはアメリカの言いなりになって、自分たち固有の文化を
 壊し続け、そして 行き着くより仕方のないことだろう。

 日も暮れてきたので 家のほうに向かおうとすると、「自分たちの写真を撮ってくれ」と
 子供たちが近づいてきた。
 二人の手には 洗濯した衣類を入れた大きなたらいがある。
 Tシャツの胸あたりは すっかり水浸しである。
 話を聞くと 洗濯をしたのは彼らの姉で、彼らは井戸からの水汲み係だったようだ。
 間借り住まいの家族たちは 洗濯物を下げて、この広場の下の共同水場で洗濯を
 するのが、日課である。

 薄暗くなった農道を彼らともに歩き、大通りに出た。
 私は大通りに沿って歩き、少年たちは道を渡って彼らの家へと向かった。
 道の向こう側で 私に声をかけ、手を振って別れの挨拶を送ってきた。
 後には夕闇が迫ってくるだけだった。


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カトマンズ バグマティ川の辺にて | 01:47:45 | Trackback(0) | Comments(0)
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