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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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アジアの街角 1枚の写真から‐63 路上の水汲み手押しポンプ
アジアの街角 1枚の写真から‐63 路上の水汲み手押しポンプ

 カトマンズの街では 長年にわたって、水不足に悩まされている。
 私の住んでいる地域は特に水不足がひどく、この1ヶ月以上 政府の水道水の供給は
 ない。
 この地域の住民は 日夜 水を求めて 右往左往している。
 今から25年前は カトマンズ盆地内の人口も7,80万、今は3百万を越えている
 ようだ。
 25年前は カトマンズ市民が水不足で困っているという話は 耳にしたことは
 なかった。
 今から250年前まで カトマンズ盆地を支配していたネワール族のマッラ王国時代に
 造られた地下水を利用した石造りの共同水場 ドゥンゲ・ダーラと政府の作った給水
 施設でどうにか事足りていたが、あまりの人口増加の激しさに 水の供給が追いつか
 なくなってしまった。
 その上、農地は減り、住宅地が増え、雨期に降った多量の雨は 地面に吸収されず、
 蓄えられることもなく、バグマティ川へと流れ出し、地下水の水位も下がる一方である。
 今まで使えていた井戸も 手押しポンプのパイプも 再び掘り起こさないと 地下水に
 届かなくなってしまった。
  
 カトマンズでは家を建てたとき 道に面していれば、1階を店舗、2階を貸し部屋、
 3階に大家が住むというパターンが多い。
 道に面していなければ、1,2階が貸し部屋、3階が大家の住居になる。
 そうした家では 庭に井戸を掘るか、10メートル以上の鉄のパイプを埋め込み、
 手押しポンプを備え付けるが、今年のように雨が降らないと、地下水の水位が下がり、
 水が出なくなってしまう。
 政府の水は供給されない、備え付けの井戸や地下水を汲み上げる手押しポンプが
 使えなくなると、家の外にある水を探し回ることになる。
 バグマティ川の岸辺周辺の共同水場、路上にある共同使用の水の出る手押しポンプの
 水を捜し求めて、歩き回ることになる。

 私の住んでいる場所であれば、500メートル先のバグマティ川岸辺の水場に行くか、
 クポンドールの大通り近くにあるシバ寺院横の700メートル先の水の出る手押し
 ポンプのある場所まで水を汲みに行き、家まで運んでこなくてはならない。

 そんな人々の様子を見かねて、近所の有志がお金を出し合い、水汲みのための
 手押しポンプを備え付けた。
 近くの建材店はパイプを、別の店の人間は砂と小石を、ほかの人間は工事のための
 人件費をといった具合に協力し合ったのである。
 この手押しポンプが出来たお陰で 間借り住まいの人々の負担はずいぶん軽減された
 ようだ。

 お金と物を出し合った人たちは 比較的豊かな人たちであり、水に関しては 
 自分たちで解決できる人たちである。
 中心になって動いた人たちは 昔からこの場所に住みついているネワール族の
 人たちである。
 彼らは土地持ち、家持だから、当然 家には間借り生活者がいる。
 一石二鳥の面もあったのだろうが、この地域では まだまだ人々の協力体制が
 残っている。

 やはり、中心になって動く人たちは ネワール族の人たちである。
 彼らにとっては カトマンズは生まれ故郷であるから、どこかカトマンズを
 愛する気持ちが強く残っている。
 もし、ネワール族がカトマンズにいなかったら、カトマンズは もっとひどい街に
 なっているだろう。
 カトマンズのネワール族の利に敏い性格について いろいろ言う人もいるが、
 人口増加の激しいカトマンズで どうにかこうにか治安を保つことが出来るのは
 彼らの存在が大きい。

 この出来たばかりの水汲み手押しポンプが それを象徴している。


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アジアの街角 1枚の写真から | 11:13:06 | Trackback(0) | Comments(0)
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