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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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カトマンズ 夕暮れの中で
カトマンズ 夕暮れの中で 1

カトマンズ 夕暮れの中で 2

カトマンズ 夕暮れの中で 3

カトマンズ 夕暮れの中で 4

カトマンズ 夕暮れの中で 5

カトマンズ 夕暮れの中で 6

 カトマンズの隣の町 パタンに住み始めて 20年近くになる。
 こんなにこの場所に長く住むとは 思いもよらなかった。
 知らぬ間に 時が流れていってしまった そんな気持ちにとらわれてしまう。

 この頃は このバグマティ川周辺の夕暮れ時の雰囲気が好きで 夕方近くなると
 散歩に出かけることが 多くなっている。
 希望や未来を予見させる明け方よりも 郷愁めいたものを感じさせてくれる
 夕暮れの方が はるかに心に馴染む歳になってしまっているのである。

 夕焼けを眺め、裸電球の中で人々が夕闇の中でうごめいている姿を眺め、
 ラベンダー色に染まる通りを急ぎ足で家路へと急ぐ人々を眺めていると 
 心は いつの間にか 過去の時間へと向かっている。
 こんなに夕暮れの中に どっぷりとつかることなど、今まであったのだろうか。

 20年前に この町にやってきたときには どことなく未来に対する期待もあった。
 しかし、20年経った今では もう期待すべきものは何も残っていないような気も
 してくる。
 もうあるがままでいい、余計な希望や期待の中で心を悩ませるのはやめよう。
 この歳になると もう10年後のことすら、確かなことではないし、
 10年後に 果たして この夕暮れの中にいることすら予測できない。

 今 感じていることは このバグマティ川沿いの町に住んでいることが
 しっくりと自分に馴染んで 快いということだけだ。
 ここに住む人々と別段深いかかわりがあるわけではないけれど、いつも顔を合わせる
 人々と言葉を交わし、目を合わせ、互いにこの場所に生きていることを確かめ合って
 いるだけのことだが、それが妙に心を和ませてくれるのである。
 生活する そして生きていることが どこかでつながっているという気持ちが
 感じられるのである。

 異国に住んでいながら、この場所は 私にとっては 異国ではなくなっている。
 むしろ 自分の生まれた祖国のほうが 余程 異国のようなものになっている。
 不思議なものである。

 決して清潔とはいえない雑然としたこの界隈は 不思議に居心地がいいのである。
 橋の袂の市場で野菜を眺め、気に入ったものがあれば買う。
 通りを曲がれば、タマン族のおばあさんが 道の隅っこに座り込んで スモモや
 大きな瓜を売っている。
 橋の上に上がれば、ラーマ寺院と流れ行くバグマティ川、通りに戻り、家路に向かえば、
 インド人たちの果物の露天商、もう目を閉じても、通りのひとつ、ひとつの場所が
 思い浮かぶ。
 20年という月日の流れは 町とのつながりを細々ながらも作り上げてきたようだ。
 ただ そこにいるというだけで つながりが生まれてくるのが カトマンズの良さで
 ある。
 旅行者が カトマンズという街に惹かれるのもそんなところからかもしれない。
 街が2千年の歴史を持っているということは そういうことなのだろう。



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カトマンズ バグマティ川の辺にて | 12:31:35 | Trackback(0) | Comments(0)
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