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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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カトマンズ 雨の日には・・・‐03 宝物を求めて
カトマンズ 雨の日には・・・‐03 宝物を求めて 1

カトマンズ 雨の日には・・・‐03 宝物を求めて 2

カトマンズ 雨の日には・・・‐03 宝物を求めて 3

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カトマンズ 雨の日には・・・‐03 宝物を求めて 7

カトマンズ 雨の日には・・・‐03 宝物を求めて 8

 カトマンズ盆地に 激しい雨が降り注ぐと カトマンズの中心部を流れる
 バグマティ川の水嵩が増し、上流から様々のものが流れてくる。
 大半は バグマティ川に捨てたゴミの類で ビニール、発泡スチロールなど
 水に浮きやすいものである。
 雨期の激しい雨は バグマティ川に放り込まれた大量のゴミを押し流し、
 そのゴミは インドの大河 ガンジス川へと向かって流れていく。

 雨期はまだ始まったばかり、激しい雨が降れば、同じことが繰り返され、
 バグマティ川は 浄化されていくのであるが、近年の汚染のあまりのひどさで
 雨期の水量では とても浄化される範囲を超えてしまったようだ。
 バグマティ川の水面を ぷかぷかと流れていくゴミを眺めていると 
 なんとも言えぬ苦笑いすら浮かんでくる。

 このゴミを押し流すバグマティ川を眺めながら、カトマンズとパタンに架かる
 バグマティ橋のほうに足を向けてみた。

 橋の袂までやってくると 数人の子供たちが集まり、その中の12,3歳の少年が
 大きな発泡スチロールの四角い容器を持ち上げて運んでいる。
 一体中には 何が入っているのだろうかと見せてもらうと その中には 川の上流から
 流れてきた空気の抜けたボールだの壊れかけたおもちゃなどが放り込まれている。

 皆、間借り住まいの貧しい家庭の子供たちである。
 激しい雨の後のバグマティ川に架かる橋の袂にやってきて、彼らの遊びに役立つものを
 川の流れの中から 拾い集めている。
 タマン族、タルー族などのネパールの先住民族の子供たちである。
 地方の田舎では食べることも出来ず、カトマンズに仕事を求めてやってきた親たちと
 ともにやってきた子供たちだ。
 親たちは食べることで精一杯で子供たちに小遣いを与えることなど出来ない。
 母親たちは 橋の上の歩道の上で、焼きとうもろこしを売っていたり、橋の袂の
 野菜市場の隅っこで青菜を売って、どうにかこうにか 食べているといった有様である。
 だから、子供たちは利用できるものは何でも遊びの道具にしてしまうし、
 換金出来そうなものは何でも拾い集めて 自分の小遣いを稼ぎ出す。

 バグマティ川の対岸から のんびりと1頭の牛が歩いてやってくる。
 その向こうでは 赤いTシャツを着た少年が 川の上流から流れてくる宝物を
 探している。
 時には腰まで水に浸かり、バグマティ川の流れの中を 右に左へと動き回っている。
 日本が戦後まだ貧しかったころ こんな子供たちの姿があったし、私も幼いころ
 雨の後に川から流れてくるものの中に 何か宝物でもないかと 目を凝らしたもので
 ある。
 物にあふれ、簡単に遊び道具を手に入れることが出来るようになった今の日本の
 子供たちからすれば まるで昔話の世界の出来事である。

 川が桃太郎を どんぶらこ どんぶらこと 運んできたように バグマティ川の流れは
 子供たちに遊びの素材を運んでくる。
 壊れかけた素材を使って 遊びの中に楽しみを見つけ出そうとする子供たちと、
 既製の贅沢な遊び道具を使って遊んでいる子供と どちらが野生的で 生活力を
 持った子供に育っていくのだろう。
 このカトマンズでも 中流以上の家庭の子供たちは 家にコンピューターを置き、
 コンピューターゲームに夢中だ。
 中には携帯電話を持つ子供も出てきた。
 物を支配するのではなく、ものに支配され始めてきているのである。

 子供も大人もどこか満ち足りない世界の中にいて、知恵を働かせて、楽しみを
 見出そうとするほうが よほど充実した生活を見出せるのではないだろうか。
 いつか ものが 枯渇してくるときが来る。
 それほど遠い将来のことではないだろう。
 生活の知恵、生きていくための知恵や技術を持っていない人間は たちどころに
 その影響を受けるだろう。

 この川辺で遊び道具を探している子供たちは きっとどうにか生き抜いていくだろう。
 彼らは 生きるために何が必要か 知っているに違いない。



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カトマンズ バグマティ川の辺にて | 23:42:21 | Trackback(0) | Comments(0)
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