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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

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ブータン布の今昔 ブータンの帯 ケラ‐23
ブータン布の今昔 ブータンの帯 ケラ‐23 1
  ブータン  ブータンの帯 ケラ     1970年代後半 ~ 1980年代初め

ブータン布の今昔 ブータンの帯 ケラ‐23 2

ブータン布の今昔 ブータンの帯 ケラ‐23 3

 1970年代後半から1980年代初めごろにかけて織られたブータンの帯 
 ケラである。
 ブータンの女性用民族衣装 キラのための幅広のケラが織られるのも 
 この時期までである。

 このケラは 地も黄色は インドからの工場生産の木綿糸、織り込みの紋様は
 インドからの化学染料で染められた生糸が使われている。
 王族や身分の高い女性が 身につけていたものを 日頃の働きに対する褒美として
 使用人に与えられたケラだろう。
 この頃、インドからの輸入の生糸は高価なものであったに違いないし、
 誰でも買うことが出来るものではなかったはずだ。

 もしかしたら、カード織りに片面縫い取り織りを施したケラが 一般的な流行になり、
 流行遅れのケラは 使用人に与えられたのかもしれない。

 王族や身分の高い女性のために織られたケラとして 両面縫い取り織りの繊細な技法を
 駆使しているようなケラである。
 この時代以降は 観光客への土産ものとして 両面縫い取り織りの技法を使って
 ケラの類は 織られるが、もうブータン女性の身につけるものではなくなっていく。


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ブータン布の今昔 | 21:42:49 | Trackback(0) | Comments(0)
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