■プロフィール

ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

■最近の記事

■Automatic translation WEB site
■最近のコメント
■最近のトラックバック
■月別アーカイブ
■カテゴリー

■FC2カウンター

■あしとも

■ブログ内検索

■RSSフィード
■リンク
■ブロとも申請フォーム
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
カトマンズ 真夏の午後の川辺のスラム
カトマンズ 真夏の午後の川辺のスラム 1

カトマンズ 真夏の午後の川辺のスラム 2

カトマンズ 真夏の午後の川辺のスラム 3

カトマンズ 真夏の午後の川辺のスラム 4

カトマンズ 真夏の午後の川辺のスラム 5

カトマンズ 真夏の午後の川辺のスラム 6

カトマンズ 真夏の午後の川辺のスラム 7

カトマンズ 真夏の午後の川辺のスラム 8

 カトマンズにやってきてから1週間、雨期前の暑い毎日が続く。
 昨夜も 雨が降りそうな雲行きになったが、お湿り程度の雨が降っただけで
 止んでしまった。
 雨期の気配が感じ取れるかと 空を見上げてみるが カトマンズ盆地を囲む山々には
 厚い雲がかかっているが カトマンズ盆地の中心部には 暑い陽射しが照りつける
 ばかりだ。

 今日はどういうわけか 朝から停電の回数が多い。勃発的な停電で、30分ぐらい
 停電になると 再び電気がやって来て 又、停電という繰り返しだった。
 こんな不安定な停電の中、部屋の中にいても いらいらするばかりなので 
 バグマティ橋のある大通り辺りまで行ってみることにした。

 そういえば、バグマティ橋のカトマンズ側のすぐ上流近くにある2年前に
 出来たスラムは どうなったのだろう。
 気になったのでカトマンズとパタンにかかるバグマティ橋のカトマンズ側から
 バグマティ川の岸辺へと下りてみた。

 バグマティ川を流れる水は すっかり汚染され、どす黒く色を変えている。
 20年前は この川で 泳ぎまわっている子供の姿も見かけたものだ。

 川に沿って少し上流に向かって 歩き始めると そこがスラムの入り口になる。
 ちょうど 入り口辺りにある空き地では トウモロコシが植えられ、取り入れ前の
 成長ぶりを見せている。
 スラムの住民たちが 空き地を耕し、畑に変えて 育てたトウモロコシだ。
 昼飯代わり、子供たちのおやつになるのだろう。

 両脇をとうもろこし畑にはさまれた一本の細いあぜ道から 10歳くらいの少年が
 やってくる。
 このトウモロコシ畑の向こうに スラムが続いているのである。
 収穫間際のトウモロコシを見ながら、あぜ道を進む。
 30メートルばかりのあぜ道を抜けると 1キロ近くに渡るスラムが続いている。

 この2年の間に すっかり集落の形を整え、バラック建ての家々の所々には
 小さな雑貨屋もいくつか出来ている。
 そんな雑貨屋の1つを写真に収めていると 店の主人らしい男が 怪訝そうな顔をして
 こちらを見ているので 日本人であることを話すと 突然友好的な笑顔を見せる。
 ネパールでは まだまだ 日本人に対する受けはいいのである。
 年齢が上に行けば行くほど、日本人に対すて良い印象を持っている。
 カトマンズ盆地の外からやって来たタマン族の男で 彼の母親、そして妻、子供と
 一緒にここで生活している。

 少し先に行くと 日傘代わりに雨傘をさして、スイカの切り売りをしている女の子が
 いる。
 周りにいた女の子たちが 「スイカを買って上げなよ」と笑いながら、
 声をかけてくるが、あまり甘くなさそうなので遠慮した。

 大きな樹木のないスラムの中に 容赦なく陽は照り付けている。
 道はすっかり乾ききっていて、風が吹けば 誇りが舞う。
 雨期に入れば、今度は泥濘になり、歩くのも大変だろう。
 暑い午後のスラムの中は 物売り以外はあまり人気がない。

 暇を持て余した子供たちが 家の前に座り込んでいる。
 3人の子供が 家の前に座り込んでいる。
 一人の子供は足を骨折してしまったようで ギブスをしている。
 やんちゃそうな顔をしているから、ふざけすぎて 災難にあったのだろう。
 幼い弟もそばにいる。近所の遊び仲間も一緒だ。
 二人の兄弟はマガール族、友人はバウン族の子供である。

 少し先まで歩くと 少し大きい少年が二人、座り込んでいる。
 「学校に行かないのか」と問いかけると
 「朝、学校には行ってきた」と言う。
 彼らが行っている公立学校は 朝と昼の2部制だ。
 彼らは 朝6時から11時までのコースのようだ。
 もう1つのコースは 12時から5時までのコースである。
 学校から帰り、一休みをしているところだ。
 眼の細い背の高い少年は シェルパ族、丸い目の背の低い少年はバウン族である。

 スラムには 様々の民族が住んでいるが ネパールの貧しい先住民族やダリットと
 呼ばれる低カーストの人たちが多い。
 バウン族やネワール族は 別に家を持っていても 土地を手に入れるために
 この場所に住むこともある。
 彼らはすぐさま レンガを使って家を建て始めるが、先住民族たちの家は 
 木箱をばらして造ったバラックかビニール張りの小屋である。
 まるで 童話『三匹の子豚』さながらのスラムの家々の姿である。

 何がっても生き抜いていかなくてはならないという生命力強さ、たくましさは
 今の日本人が失ってしまった能力である。
 生活に困って、あるいは 思い悩んで自殺をするという貧しいネパール人は少ない。
 この場所に居る限り、皆で支えあって生きることも出来るのだ。
 どんなに貧しい環境の中にあっても 近所の住民が 困っている人を
 餓死させるなどということはない。

 陽の照りつける暑いスラムを抜けて 家路へと向かった。
 すっかり、日焼けをしてしまった。ああー、喉が渇いた。



++ブログランキングへの協力をお願いします。++

  ** 忘れないで **
       ↓
日本ブログ村ブログランキングに参加しています。
**面白いと思ったらクリック**
   ブログランキング・にほんブログ村へ

人気ブログランキングに参加しています。
**面白いと思ったらクリック**
  人気ブログランキングへ


カトマンズ バグマティ川の辺にて | 10:18:00 | Trackback(0) | Comments(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。