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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

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ブータン布の今昔 野蚕の手紡ぎシルクのキラ ルンセルマ‐03
ブータン布の今昔 野蚕の手紡ぎシルクのキラ ルンセルマ‐03 1
  ブータン   野蚕シルクのキラ  ルンセルマ    1990年前後

ブータン布の今昔 野蚕の手紡ぎシルクのキラ ルンセルマ‐03 2

ブータン布の今昔 野蚕の手紡ぎシルクのキラ ルンセルマ‐03 3

 野蚕のシルクで織られたキラ ルンセルマも 1980年代に入ると、すっかり
 変わってしまう。
 このキラ ルンセルマは 1980年代後半に織られたものである。
 未使用のもので 布がごわごわになるほど 糊付けしていたので 1度だけ、水に
 通した。
 この頃になると、天然染料を使った染めは ほとんど行われなくなり、化学染料による
 染めに変わっていく。
 せっかくの野蚕のシルクが 台無しである。
 色合いもどぎついものに変わり、野蚕シルクの魅力は半減してしまう。

 化学染料で染めた布は 長い間使っているうちに 薄汚れた感じに変わり、天然染料で
 染めたもののように 時間の経過と共に 味わい、風合いが出てくることはない。
 それは このキラ ルンセルマの前に紹介したものを見れば、一目瞭然だ。

 民族衣装のキラのように 身につける機会の多いものの保存は難しい。
 長い間 着ているうちに 傷んでしまうことが多いからだ。
 前回紹介したキラ ルンセルマのように保存の良い状態のものは きわめて少ない。
 織られて4,50年も経っている天然染料で染められたものの中では 保存の良いものを
 見つけ出すのは簡単なことではない。

 1980年代以降 野蚕シルクの染めが 化学染料によるものに変わってしまったのは
 本当に残念なことである。
 天然染料を使った染めは 世界中で減る一方である。
 色の世界も けばけばしいものに変わり、潤いのあるものではなくなった。
 古くなれば、薄汚くなり 捨てるだけである。
 色の変化を楽しむなど、なかなか体験できなくなってしまった。
 この化学染料で染められたルンセルマが織られるようになった頃から、ブータンの
 布に対する魅力が 私の中では失われていった。


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ブータン布の今昔 | 02:14:17 | Trackback(0) | Comments(0)
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