■プロフィール

ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

■最近の記事

■Automatic translation WEB site
■最近のコメント
■最近のトラックバック
■月別アーカイブ
■カテゴリー

■FC2カウンター

■あしとも

■ブログ内検索

■RSSフィード
■リンク
■ブロとも申請フォーム
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
ブータン布の今昔 野蚕の手紡ぎシルクのキラ ルンセルマ‐02
ブータン布の今昔 野蚕の手紡ぎシルクのキラ ルンセルマ‐02 1
 ブータン  野蚕シルクのキラ  ルンセルマ    20世紀中期 ~ 1970年代

ブータン布の今昔 野蚕の手紡ぎシルクのキラ ルンセルマ‐02 2

ブータン布の今昔 野蚕の手紡ぎシルクのキラ ルンセルマ‐02 3


ブータン布の今昔 野蚕の手紡ぎシルクのキラ ルンセルマ‐02 4
  ブータン  野蚕シルクのキラ  ルンセルマ    20世紀中期 ~ 1970年代

ブータン布の今昔 野蚕の手紡ぎシルクのキラ ルンセルマ‐02 5

ブータン布の今昔 野蚕の手紡ぎシルクのキラ ルンセルマ‐02 6

 20世紀中期から1970年頃までに織られた2枚の野蚕の手紡ぎシルクのキラ 
 ルンセルマである。
 染めには天然染料が使われ、美しい味わいを出している。
 この2枚のキラ ルンセルマの紋様の織り込みが素晴らしい。
 同じ紋様の繰り返しではなく、様々の紋様が織り込まれている。
 少しでも良いものをという意気込みが感じられる。
 ノルマとして織ったものではないことが 充分にわかるぐらいに見事な織物である。

 裕福な家庭の女性が着ていたものらしく、50年近く経った今でも、それほどの
 傷みはない。
 裕福な家庭であれば、何枚もキラを持っており、少ないキラを何度も着まわすという
 ことがないからだ。

 前回紹介したキラに比べると 少し色合いが異なっている。
 緑色には化学染料が使われているのかもしれない。
 1970年ごろには 少しずつ、インドから化学染料が入ってきているからだ。
 紫色の化学染料は20世紀初頭あたりから 中国から入ってきているように思われる。

 しかし、このキラ ルンセルマは 1980年以降の染めとは 全く異なっている。
 野蚕の手紡ぎのシルク糸を 化学染料で染めて 織り上げたキラ ルンセルマであれば
 時間の経過と共に 汚れたような色合いになり、枯れた寂びのある色合いにはならない。
 これが 天然染料、化学染料を使った布の不思議なところである。
 天然染料を使って染めた野蚕のシルク糸で織られた布は 余分な色が取れて、風合いは
 増してくる。
 色が うるさくないのである。
 色同士が 不自然に主張しあうことがなく、自然に調和が取れている。

 野蚕のシルク糸で織られたキラは 天然素材の持つ身体に優しいという特徴を持ち、
 通気性、保温の面でも優れている。
 着れば着るほど、身体に馴染み、柔らかさを増してくる。
 まるで 布そのものが 人肌や空気に触れて 生きているように感じる。
 最大の贅沢は この野蚕のシルクのキラを 毛布の用に使うことである。
 化繊に抵抗のある人には 格好の素材である。
 幅150cm 長さ250cmという大きさも 肌掛けとしての役割を果たす。
 高価なものだから、それこそ本当の贅沢である。


++ブログランキングへの協力をお願いします。++

  ** 忘れないで **
       ↓
日本ブログ村ブログランキングに参加しています。
**面白いと思ったらクリック**
   ブログランキング・にほんブログ村へ

人気ブログランキングに参加しています。
**面白いと思ったらクリック**
  人気ブログランキングへ





ブータン布の今昔 | 18:36:50 | Trackback(0) | Comments(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。