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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
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ブータン布の今昔 ブータン庶民の木綿のキラ‐15a
ブータン布の今昔 ブータン庶民の木綿のキラ‐15a 1
  ブータン    木綿とアクリル毛糸のキラ         1980年代後半

ブータン布の今昔 ブータン庶民の木綿のキラ‐15a 2

ブータン布の今昔 ブータン庶民の木綿のキラ‐15a 3

 1980年後半あたりに織られたキラである。
 このキラは 普段着というよりハレの行事のために織られたものだろう。
 片面縫い取り織りという高度の技術を駆使しながら、使っている素材がよくない。
 地はインドからの木綿の工場糸、そして片面縫い取り織りの紋様は 化繊のアクリル
 毛糸が使われている。
 キラを豪華に見せるための金糸といえば プラスティック製のものである。
 これを使っただけでも ブータン布の持つ品位が失われている。

 インドから怒涛のように入り込んでくるキラの材料に眼を奪われ、それを使うことで
 風合いや味わいがどんどん失われていっている。
 このキラだって 織り上げるのに2,3ヶ月はかかっているはずである。
 せっかくの労力が 報われていないのは残念なことだ。

 新しい素材を試してみたいのはわかるが、それによって 品位が失われることには
 気がつかない。
 多彩な色を持つ化学染料や化繊は ブータンの人々の色感覚を変え、織り込む紋様の
 複雑さを加えていったが、落ち着きのようなものが感じられなくなった。

 どうしてアクリル毛糸が使われるようになったのだろう。
 羊毛と違って洗いが楽なことからだろうか。
 そして、羊毛より安く材料を手に入れることが出来たからだろうか。

 昔からキラの紋様の織り込みに羊毛を使うことはあった。
 これは冬場の寒さに対する防寒の用途もあったのだろうか。
 太い羊毛糸を使って 紋様を織り込んでいれば、確かに時間短縮にもなっただろう。
 ブータンの庶民にとっては このことによって 安くキラを手に入れることが
 出来るようになったのかもしれない。
 昔は ハレのためのキラは 王族など身分の高い人たち専用の衣装であったが、
 1980年ごろには 一般の庶民も クシュタラ、ノシェムを ハレの日に身に
 つけることが普通になってきたようだ。
 あまり高すぎると 手に入れることは難しい。
 そんな時代の要請もあったのだろう。


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ブータン布の今昔 | 02:32:15 | Trackback(0) | Comments(0)
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