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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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バンコク 今日はプラカノンへ‐03 心惹かれる情景
バンコク 今日はプラカノンへ‐03 心惹かれる情景 1

バンコク 今日はプラカノンへ‐03 心惹かれる情景 2

バンコク 今日はプラカノンへ‐03 心惹かれる情景 3

バンコク 今日はプラカノンへ‐03 心惹かれる情景 4

バンコク 今日はプラカノンへ‐03 心惹かれる情景 5

バンコク 今日はプラカノンへ‐03 心惹かれる情景 6

バンコク 今日はプラカノンへ‐03 心惹かれる情景 7

 プラカノンにやってくると 懐かしい気持ちにさせる様々の光景に出会う。
 運河沿いに住む木造家屋の外の造られたお勝手、必要なものだけが、きちんと
 並べられている。
 人間が生きていくためにどれだけの贅沢が必要なのか 考えてしまう。

 そんな運河沿いに住む人々の生活を眺めながら、再び プラカノン運河の船着場の
 方に向かって歩き始めると 路上では 今時 一体 こんな果物を誰が買うのかと
 いった酸っぱいライチ、小さな木の実を売っているスーリンからやってきた物売りが
 座り込んでいる。
 出稼ぎにやってきた田舎の人たちが 懐かしがって買うのかもしれない。

 船着場周辺に戻ってくると 昔ながらのタイの手作りの品物を売っている。
 懐かしい東北タイ イサンで造られている竹細工もある。
 そんな店の前を 学校帰りの中学生たちが 船着場へと徒党を組んで歩いている。
 この光景も 昔風なこの店の前では 昔風の中学生のように見えてくるから、不思議だ。
 みんな楽しそうに家路へと向かっている。

 そんな光景を 私は 運河に架かる橋の下のアーケードにある昔風の氷菓子屋で
 冷たい氷菓子を食べながら、眺めている。
 プラカノンに来るたびに 帰りにはこの氷菓子屋で氷菓子を食べるのが習いと
 なってしまい、この店のおばさんとは すっかり顔見知りになってしまった。

 店のすぐ近くには たくさんの床屋が並んでいる。
 その床屋では 小さな男の子が母親に声をかけられながら、頭を刈っている。
 これも昔の日本の懐かしい光景の一つである。
 橋の下のアーケードの中は 何十年も時間の流れが止まり、昔の姿 そのままだ。
 まだバンコクには こんな世界もあるのである。
 だから、何度もこのプラカノンのこの場所に来たくなってしまうのだ。

 日本の昭和30年代の世界が このプラカノンには 残っているからだ。
 この50年間、日本は 何を無理して頑張ってきたのだろう。
 みんな、少しも幸福になってないではないか、そんなことを問いかけたくなる。
 自分を誤魔化すのは やめたほうがいい。
 一体 何を失ったのか わからない人間は どこへ行っても求めているものを
 探し出すことは出来ないのだ。

 私の座っている屋台では 小学校から帰ってきた屋台の主人の子供たちが 
 親たちと座り込んで、おやつをのんびりと食べている。
 そして、その向こうには ここ20年変わることのない木造家屋が 建ち並んでいる。
 世の中が変わっていくより、変わっていかないことのほうが 幸せは残っていくのかもしれない。

 いつも同じ変わらない風景がそこにある。
 自分と共にあるという安心感、 それが幸福ということなのかもしれない。
 それをひたすら壊し続けてきたのが日本であり、そしてタイもそれに続こうとしている。


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バンコクの運河 | 01:15:47 | Trackback(0) | Comments(0)
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