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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

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ブータン布の今昔 ブータン庶民の木綿のキラ‐13
ブータン布の今昔 ブータン庶民の木綿のキラ‐13 1
  ブータン    木綿のキラ        1980年代後期

ブータン布の今昔 ブータン庶民の木綿のキラ‐13 2

 片面縫い取り織りの技法を使っておられたキラである。
 1980年代頃から、ブータンで織られるようになった木綿のキラのパターンなの
 だろう。

 一つ一つの紋様を 片面縫い取り織りで織り上げていくのは 実に手間の掛かる作業で
 ある。
 地には インドからの黒い木綿糸を使い、紋様部分には 1980年代以降に
 インドから入ってくるようになったアクリル毛が使われている。
 全く色落ちのしないアクリル毛である。
 工場生産のも木綿の染め糸、レーヨン糸、アクリル毛糸、化学染料と どんどん 
 インドから入り込んできて、ブータンの染織の世界も大きな転換期を迎えることになる。

 しかし、びっしりと布全体に織り込んだ紋様を見ているだけでも圧倒されるところは
 ある。
 このキラを織り上げるだけでも 1,2ヶ月は掛かるだろう。
 片面縫い取り織りの技法のひとつ ティマ(ごま編み)を使っていないだけ、楽であるが、
 それでも 時間ばかりは 両面縫い取り織りよりもかかる。

 両面縫い取り織りの技法は 東南アジアでもよく見られるが、こうした片面縫い取り
 織りは 他の地域ではなかなか見られない。
 それだけ、面倒な時間を要する技法なのである。
 このキラの中に織り込まれている紋様は 刺繍ではなく、刺繍のように織り込まれた
 紋様であることは 重ね重ね 伝えておく。
 経糸に糸を絡ませながら、作っている紋様で 布の裏にはこの紋様は見られない。
 裏側は 全くの黒地なのである。
 経糸をすくう際、表側だけに模様が出てくるように 紋様のための糸を1本の
 経糸だけに絡ませることで 裏側に紋様が見えないのである。
 どうして、こんな面倒なことをするのか、知っているのは ブータンの人々の心の
 中にしかない。
 伝統とは そんなものなのかもしれない。


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ブータン布の今昔 | 01:39:59 | Trackback(0) | Comments(0)
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