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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

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ブータン布の今昔 ブータン庶民の木綿のキラ‐11
ブータン布の今昔 ブータン庶民の木綿のキラ‐11 1
 ブータン  レーヨンのキラ           1980年代

ブータン布の今昔 ブータン庶民の木綿のキラ‐11 2

ブータン布の今昔 ブータン庶民の木綿のキラ‐11 3

 このキラが1980年代に織られたものである。
 この時代には レーヨンの糸が インドから入ってくるようになる。
 一見すると シルクのようにも感じられるレーヨンの糸である。
 それと色落ちがしないことも当時は喜ばれたに違いない。
 ただ、シルクと違って、レーヨンの糸でキラを織り上げると重くなってしまうという
 弱点があるが、洗いも楽、その上丈夫であることは 野蚕のシルク、木綿、養蚕シルク
 しか知らなかったブータンの人々にとっては 驚きの素材だっただろう。

 キラを織る際にも すべりがよく、余計な手間が省けたように思える。
 このキラを見ていると、確かに織り込みの紋様も くっきりと浮き上がり、
 見事に織りあがっている。

 このキラを織り上げた当時は レーヨンの糸は 高級品だったのかもしれない。
 今でもそうだか、インドで新しい素材を使うようになる初めの頃は 意外と
 単価が高い。
 日本から 刺繍のためのコンピューターを取り入れた機械が入ってきた頃、
 その機械刺繍が施された布は 手刺繍の布より、高価な時期があった。

 洗い安く、光沢があって、丈夫で色落ちのしない糸ということで ブータンの人々の
 眼を惹き付けたということは充分考えられるし、多少高くても手に入れようとした
 だろう。

 しかし、レーヨンの糸で織られたキラが それほど出回っていないことを見ると、
 裕福な人々の好奇心を満たしただけで、廃れていったのだろう。
 着ると重いという難点も影響したのかもしれない。

 どんな素晴らしい織りの技術を持っていても 使う素材によって、キラの良し悪しを
 決定してしまうことがよくわかる。
 冬などは レーヨンの糸で織られたキラは 防寒の役目を果たさなかったのかも
 しれないし、夏には通気も悪く、着心地が悪かったのかもしれない。
 木綿や野蚕の糸で織られたキラには 敵わなかったのだろう。

 日本で着物の素材としてレーヨンが使われた頃、日本人はどう反応したのだろう。
 興味のあるところである。


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ブータン布の今昔 | 15:05:32 | Trackback(0) | Comments(0)
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