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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
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ブータン布の今昔 ブータン庶民の木綿のキラ‐07
ブータン布の今昔 ブータン庶民の木綿のキラ‐07 1
  ブータン   キラ   木綿           20世紀中期 ~ 1970年ごろまで

ブータン布の今昔 ブータン庶民の木綿のキラ‐07 2

ブータン布の今昔 ブータン庶民の木綿のキラ‐07 3

ブータン布の今昔 ブータン庶民の木綿のキラ‐07 4

 この木綿のキラは 20世紀中期ごろから1970年頃までに織られたもののようだ。
 縦縞を構成している経糸には 木綿の糸と野蚕のシルク糸が使われている。
 いつも気になることであるが ブータンの紫色の染色である。
 発色がきれいで やはり化学染料を使った染めなのかと思ってしまう。
 染料はどこから来たのだろうか。それにしてもきれいな紫色である。
 他の糸は 天然染料で染められているような落ち着きがある。

 糸にしても 染料にしても 変換期を迎えている時代で、手紡ぎ糸、工業糸、
 天然染料、化学染料が 1枚の布の中に混在しているのである。

 4,50年経った今でも、惹きつける魅力のある色の組み合わせである。
 豪華な華麗なキラ クシュタラ、ノシェムなども 見事な織物であるが、
 木綿の普段着のキラにも味わい深いものがある。
 1年に何度かのハレの際に着る豪華なキラより、日常身につける木綿のキラに
 細かい工夫を施したのかもしれないという気もしてくる。
 木綿と野蚕のシルクでは 値段も 数倍違うはずである。
 部分的に野蚕のシルクを使うことで おしゃれを楽しむということもあったのかも
 しれない。
 それも注文のキラの残り糸を使って、少しでもよいものをという気持ちもあったのかも
 しれない。

 この木綿のキラも随分着込まれている。
 決して豊かな人々のものでなかったことが その痛み具合からわかる。
 金持ちなら、何枚もキラを持っているから、使い回しも出来るが、貧しいものは
 少ない枚数のキラを 着なくてはならなかっただろう。

 ブータンだって 支配者階級もいれば、被支配者階級もいる。
 地主もいれば小作人だっていたはずである。
 みんながみんな 素晴らしい織物のキラを身につけていたはずもないのだ。

 何度も何度も身につけ、痛んでしまった木綿のキラでも 4,50年の歳月が
 流れているにもかかわらず、美しさがまだ残っているというのは不思議なことで
 ある。
 いい物は 使い古されても その良さは どこかに残っているものである。


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ブータン布の今昔 | 01:34:36 | Trackback(0) | Comments(0)
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