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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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東京 アジアの布文化‐02 野蚕の手織り布たち
東京 アジアの布文化‐02 野蚕の手織り布たち

 20年近く 押入れの中に入れておいたブータン、インド・アッサム州、インド・
 アルナチャル州の野蚕の手織り布を取り出す。
 1980年代後半に ブータンやブータンの国境に近いインドで織られた布を
 カトマンズで手に入れたものだ。
 まだまだブータンが貨幣経済に大きく飲み込まれていない時期に織られたものである。
 この時代の野蚕の手紡ぎ糸も 質がよく、今の時代に織られたものに比べれば、布の
 質も高いし、織りもていねいだし、部分的に天然染料を使って染められている。

 2,30年前までは ブータンも時間に追われることなく、自給自足の中でのんびりと
 織物に勤しんでいたのだろうが、今では インドの影響を受けて、貨幣経済が入り込み、
 織物も時間とお金の計算の中で成り立っているようだ。

 そんな現状を見て、前国王は幸福指数という言葉を考え出したのだろうが、時代の
 流れには対抗できないようだ。

 電気が 国中にまだまだ行き渡っていないブータンでは、ネパールのようにテレビ、
 冷蔵庫、扇風機、アイロンなどが花嫁道具になってはいないだろうが、早晩、そういう
 時代が来れば、不必要な贅沢の味を覚え、ステータスシンボルの誇示するために
 こうした文明の利器を手に入れようとするようになり、逆に生活に追われるように
 なってしまうだろう。
 便利さに夢中になるあまり、いつの間にか大切な生活を失い、再びその生活を
 取り戻すことは困難になるだろう。

 この頃では 昔のように ネパールのカトマンズでは ブータンの織物を
 見かけなくなった。
 カトマンズにブータンの織物を運んできていたのは ブータン・インド国境周辺から
 ネパールに移住してきたインド・マルワリ商人だったが、彼らももうブータンの布を
 扱わなくなっている。
 旅行者の集まるタメル地区にある何軒かのみやげ物屋でブータンの布を置いているが、
 昔のようにいいものはなくなった。

 ザンバラという名のブータンの布や民芸品を専門に置いてあったブータン人の店も
 あったが、オーナーだったブータン人女性も カトマンズを離れ、ブータンに帰って
 しまったという話を聞いた。

 もうブータン国内にも古い布類は底をつき、新しく織られるものも値上がりし、
 その上、質も落ちてしまえば、商売にならないようだ。

 20年前は リンポンやブータン・インド国境周辺からやって来てカトマンズに
 住みついたインド・マルワリ商人が ブータン、インド・アルナチャル、アッサム、
 ナガランド、マニプルなどの珍しい布を運んできて、店頭に並べていたが、
 そんな彼らの店も 扱う商品を代えて、すっかり様変わりをしてしまった。

 20年前に手に入れたその当時織られた未使用の手織り布や古い布を見ていると
 ブータンやブータン周辺の地域の古き良き時代を感じさせるものがある。



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ブータン布の今昔 | 21:28:44 | Trackback(0) | Comments(0)
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