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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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バンコク 再び バーン・ラムプーへ‐01 水上バスに乗って
バンコク 再び バーン・ラムプーへ‐01 水上バスに乗って 1

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バンコク 再び バーン・ラムプーへ‐01 水上バスに乗って 7

バンコク 再び バーン・ラムプーへ‐01 水上バスに乗って 8

 暑い午後の陽射しの照りつける中を センセーブ運河の水上バス乗り場サファン・
 フア・チャンへ向かう。
 午後1時過ぎ、水上バス乗り場の手前の通路にある屋台の一帯では、昼飯時の忙しさ
 から解放され、商いをする人々は 三々五々に休息をとっている。
 この暑いバンコクの気候の中では 目一杯仕事をしていれば、身体が持たない。

 水上バス乗り場の渡し場の上にたてば、運河からの涼しい風が吹き抜けている。
 水嵩の増した運河では 3ヶ月前の黒く澱んだ水は一掃され、悪臭もなくなっている。

 このセンセーブ運河を走る水上バスは 旧市街にある乗り場パン・ファーから郊外の
 バンカピまでを結んでいる。
 私が 今日 乗るのはアパートの近くのサファン・フア・チャン乗り場から旧市街に
 ある乗り場パン・ファーまでだ。
 距離にすれば 大した距離ではない。
 水上バスに乗れば10分くらいの時間で終点に着く。

 150年以上前から 運河沿いに住み着いているカンボジアからやって来た
 イスラム教徒チャム族の集落にはさまれながら、水上バスは 走りぬけていく。
 このチャム族、アユタヤ王朝時代にはアユタヤにも多く住み着いており、
 アユタヤ王朝崩壊の折、アユタヤ王朝の貴族、王族たちとバンコクにやって来た。
 船を操ることに長けていた彼らは シャム王国の水軍の傭兵として活躍し、
 このバーン・クルアに住むことを許されたのである。
 昔は 美しかったと思われるチャム族の木造の家屋も もう崩壊寸前の有様だ。
 チャム族の中でも裕福な人々は もうこの地には住んでおらず、古い住居は 
 東北タイからの出稼ぎの人たちに賃貸しし、昔 美しかった建物も荒れる一方だ。

 そこを抜けると 衣料品の卸しの市場 ボーベイに近づく。
 運河の右側は衣料品市場、左側には 南タイのパッタニーから2百年近く前に
 戦争捕虜として連れてこられたイスラム教徒の集落がある。
 彼らは センセーブ運河の建設には 戦争奴隷として使われたのである。
 そのため、センセーブ運河沿いには 多くのパッタニーからのイスラム教徒の集落が
 ある。
 運河沿いの土地には タイのラッタナーコウシン朝時代の他国への侵略の歴史が
 刻み込まれている。
 19世紀前後のラッタナーコウシン朝の創始期には バンコクの人口は少なく、
 ラオス、カンボジア、南タイのパッタニー王国に戦争を仕掛け、戦争捕虜をバンコクに
 連れ帰り、王都の建設に 戦争奴隷として使役させた。
 王宮の建設、王宮をビルマの侵略から護る運河の建設は大きな課題だったのである。
 ラオスのビエンチャン王国などは そのために王都を シャム王国によって 
 徹底的に破壊されてしまい、王都ビエンチャンは それ以前の姿をほとんど残していない。

 国が安定しない中で シャム王国の民衆を使えば、その過度の使役から、不満を増大
 させることを恐れたのである。
 そこで連れてこられたのが、カンボジア人、ラオス人、パッタニーのイスラム教徒なのである。
 タイ王国のこうした暴力的側面も忘れてはならないことだ。

 何気なく眼を向ける異国情緒あふれる風景の中にも タイ王国の様々の歴史が
 刻み込まれている。
 それを知らず、センセーブ運河の水上バスに乗るのは楽しいというだけでは、
 異国にやってきて感じるものとしては 寂しい気がする。
 異国の風景の奥に 潜む歴史の陰を探ることも 旅に奥行きを与えてくれるだろう。


 バーン・クルアのチャム族については
 バンコク 運河の辺の街シリーズを参照のこと
 http://asiancloth.blog69.fc2.com/category52-2.html

 タイのイスラム教徒については
 タイのイスラム教徒シリーズを参照のこと
  http://asiancloth.blog69.fc2.com/category50-2.html



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バンコクの運河 | 13:39:00 | Trackback(0) | Comments(0)
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