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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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バンコク プラカノン運河の寺院‐03 ナン・ナークの悲劇
バンコク パラカノン運河の寺院‐03 ナン・ナークの悲劇 1

バンコク パラカノン運河の寺院‐03 ナン・ナークの悲劇 2

バンコク パラカノン運河の寺院‐03 ナン・ナークの悲劇 3

バンコク パラカノン運河の寺院‐03 ナン・ナークの悲劇 4

 あまり代わり映えもしない寺巡りも 日中の暑さの中では耐えがたく、帰りは
 定期水上船に乗って帰ろうと思い、運河のそばに造られている船着場の方へと
 歩いていくと、大勢の人たちが 参拝している木造の建物を目にした。
 建物の中に入っていく人は女の人が多い。
 一体 何を祀っているのだろうと近づいてみると 建物の正面に 女性の写真や絵が
 飾られている。
 その脇には映画のポスターのようなものもある。
 そして、その女性の名前 メー・ナーク・プラチョーノンが書かれている。

 以前、この女性の名前は耳にしたことがある。
 プラカノンに女性のピー(幽霊)を祀った有名な場所があることを。
 ピー好きのタイ人目当てに この女性のことをテーマにした映画やテレビドラマも
 多く作られ、タイの人であれば、知らないものはないくらいに有名なピーである。
 私もテレビをつけているとき、何気なくその映画を目にしたことがある。
 140年前の不幸な出来事を基に作られた映画らしく、そのためにこのワット・
 マハブットは有名になり、今のような規模のお寺になったのだろう。

 140年前 まだ村でしかなかったプラカノン村で二人の男女が結ばれ、
 男は 身ごもっている妻を残して戦争に出かけていく。
 男は戦争で大怪我を追い、家に帰ることができない。
 そうこうするうちに出産の時期が来るが、難産のために母子ともに死んでしまうが
 女は夫への想いが断ち切れず、ピー(幽霊)になってしまうという話だが 
 詳しい話は 次のホームページを読めば よくわかる。

 「タイ北部の女性たち」から タイ映画の紹介「ナン・ナーク」
  http://maesai.main.jp/page013.html

 この物語を読んでいると 小泉八雲の怪談小説『和解』とよく似ている。
 よく似ているが 愛する男に対する怨念の強さは タイ女性には敵わない。
 とにかくピー(幽霊)になった女性の激しさは 生半可なものではない。
 不幸に対して 日本女性のような受身の態度ではない。
 とにかく激しいし、感情的なのである。
 とかくタイでは 男女の愛情問題がこじれて 殺人沙汰に発展することが多い。
 くわばら、くわばらである。
 
 この場所にやってくるタイ女性など 恋人が彼女を捨てようとすれば、ナン・ナークの
 ように化けて出てやるという気持ちで ここに参拝しているようにも思われる。
 男女一緒にやってきているアベックなど、女の方はともかく 男の方はどんな気持ちで
 一緒にやってきているのだろう。
 物語では 男が裏切ったわけでなく 変わらぬ愛を誓っているが、心変わりの多いタイ 
 男に対する恨み辛みを持って、ここにやって来ているタイ女も多いことだろう。
 寺の船着場の近くには 多くの占い師が タイ女性相手に運命相談をしていた。

 タイのピーをテーマにした映画やテレビドラマでは ピーの大半は 女性のピーである。
 身売りをされたり、男に騙されたりで 苦しい思いをし、泣かされてきたのは 
 タイでも女性である。
 未だに 男が 2号、3号を持つというのは当たり前のように通用している社会である。
 だから、タイ女性は強く激しくなるより仕方がなかったのかもしれない。
 タイの田舎では 入り婿制をとることが多い。
 田畑の仕事、子供の世話は女に任せ、男は都会へと出稼ぎに出て行くことも多い。
 出稼ぎに出たのはいいが、そのまま 男は 失踪してしまうことも多いらしい。
 こんなところからも 新しいピー(幽霊)が生まれてくる。


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バンコクの運河 | 12:50:00 | Trackback(0) | Comments(0)
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