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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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ブータン布の今昔 ブータン庶民の木綿のキラ‐09
ブータン布の今昔 ブータン庶民の木綿のキラ‐09 1
  ブータン   木綿のキラ         1980年代

ブータン布の今昔 ブータン庶民の木綿のキラ‐09 2

ブータン布の今昔 ブータン庶民の木綿のキラ‐09 3

 1980年代に入ると ブータンの木綿のキラのほとんどは 工場で染められた
 工場生産の糸が使われるようになってくる。
 この木綿のキラもそんな時代のキラである。

 紋様の織り込みなども丁寧にしっかりとしているが、何か風合いのようなものが
 感じられないのである。
 糸が均一で揃っていれば、手紡ぎ糸に比べれば、織ることも楽になるし、染めも
 始めから染めてある工場生産の糸を使えば、時間も短縮できる。

 しかしである。手紡ぎ、手染めの糸で織られたキラに比べると 風合い、味わい、
 迫力に欠けているように思えてならないのである。
 確かに織るという作業には充分時間が掛かっているのだろうが、糸を紡ぎ、糸を染めと
 いう作業を省いたことで、大切なものがかけ落ちてしまったようにも感じられる。
 器用さだけが目立ってしまうのである。

 織り手にしてもこのキラを織り上げ、このキラにどれほどの愛情を感じているのだろう。
 どれほどの心をこのキラに傾けたのか、それが感じられない。
 ノルマを果たしたといった感じである。
 誰かに喜んでもらうというより、織り上げて お金を手にするということが
 大切な社会へと変わっていっているのである。

 1980年以降のキラには 織り手の織物に対する姿勢、心の置き方が変わり、
 それが 布にも現れているようにも思える。
 それでも 今織られているものに比べれば、まだましである。
 貨幣経済の浸透は ブータンの織物の世界も変えていったのである。


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ブータン布の今昔 | 20:04:05 | Trackback(0) | Comments(0)
バンコク  カトマンズ行きのチケットを買った!
 そろそろ カトマンズ行きの航空チケットを買わなくてはと 先日から考えていた。
 その前にラオスのルアンパバーンへ行くことも考えたが、結局 まずはカトマンズに
 行ってからということに決めた。

 インターネットで安チケットを探してみた。
 タイ航空の30日のフィックス・チケットが 往復で1万1千バーツ前後だ。
 7月1日までのプロモーション期間中までである。
 ネパール航空の片道チケットが 9千バーツ前後、フライトは週2便しかなく、
 キャンセルの可能性もある。
 カトマンズでの滞在期間は まだ決めてはいないが、1ヶ月を超えるようなら、
 タイ航空の復路のチケットは捨ててもいい。
 そんなことを考えて タイ航空の往復チケットに決めた。
 カオサンまで行けば、少し安いチケットが 買えることはわかっていたが、
 マンションのすぐ近くにあるいつも使う旅行会社で チケットを買った。
 何かにつけて、近所であれば 便利である。

 カトマンズへ向かう日は 6月7日である。
 カトマンズでは マオイスト政権から統一共産党(エマーレ)を中心とした連合政権に
 変わり、新しい首相も選出された。
 この変化をしっかり見てこようと思う。
 野党に回ったマオイストが どんな行動に出るのか 興味のあるところだ。

 カトマンズも雨のよく降る天気らしく、水力発電用のダムにも水が増え、計画停電も
 短縮され、旅行者の集まるタメル地区の計画停電時間は 次のようになった。

   日曜日 04:00-08:00 16:00-20:00
   月曜日 04:00-08:00 20:00-24:00
   火曜日 00:00-04:00 16:00-20:00
   水曜日 08:00-12:00 20:00-24:00
   木曜日 08:00-16:00
   金曜日 04:00-08:00 16:00-20:00
   土曜日 12:00-20:00

 インドの望んだ共産党主導の連立政権が出来たことで、電力に対するインドの協力も
 得やすくなり、今後 もっと短縮される可能性もあるだろう。
 前回のカトマンズ滞在では 1日14時間の計画停電だったから、生活はしやすくなる。

 しかし、この雨の多い季節、又 ゴミの収集が滞っているらしい。
 あの汚い路上のことを思い出すだけでも、うんざりする。
 消化器系の伝染病の流行る季節である。
 これだけは注意する必要があるだろう。
 どんなカトマンズ生活になるのか わからないが、楽しんでこようと思う。



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徒然なるままに | 17:45:43 | Trackback(0) | Comments(0)
ブータン布の今昔 ブータン庶民の木綿のキラ‐08
ブータン布の今昔 ブータン庶民の木綿のキラ‐08 1
   ブータン  木綿のキラ          20世紀中期 ~ 1970年代

ブータン布の今昔 ブータン庶民の木綿のキラ‐08 2

ブータン布の今昔 ブータン庶民の木綿のキラ‐08 3

 20世紀中期から1970年頃までに織られた木綿のキラであるが、経糸に
 野蚕のシルク糸も多く使われている。
 縦縞のえんじ色に近い茶色部分には野蚕のシルク糸が使われている。
 紋様の織り込みに使われている糸も野蚕のシルク糸である。

 両脇にある縦縞は ブータンの虹色を意識して織られている。
 ちょっと素朴で魅力的なキラである。
 日常身につけるには もったいないぐらいお洒落な色の組み合わせだ。

 この時代の世情を象徴するように 使われている素材は ブータンの野蚕のシルク糸と
 インドからの工業糸が使われている。
 染めも 天然染料と化学染料の両方が使われている。 
 しかし、中央部分に使われている糸は 天然染料で染められているせいか、
 落ち着いた雰囲気のキラに織りあがっている。

 私の好む木綿のキラは この時代までのものである。
 この時代以降のキラには 化学染料で染められた工業糸、その糸も木綿だけでなく、
 レーヨンも使われるようになる。
 色も派手派手しいものになり、落ち着いた色合いではなくなっていく。

 ブータンの人々も 色のはっきりしたものを好むように変わっていくのである。
 時代の流れは 止めることは出来ない。
 面倒な手紡ぎ、天然染色の世界が だんだんと失われ、効率的に織ることに
 心の置き方も変わってくるのである。

 ブータン旅行が一般的になってきたのは 1990年以降である。
 その時代には ブータン国内には 古い布は流出しており、旅行者の目にする
 ブータン染織は 工業糸、化学染料を使ったものばかりになっていたはずである。



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ブータン布の今昔 | 01:44:06 | Trackback(0) | Comments(0)