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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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バンコク 再び バーン・ラムプーへ‐04 黄金色に輝く寺
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バンコク 再び バーン・ラムプーへ‐04 黄金色に輝く寺 8

 ロップ・クルン運河沿いの歩道を歩いているうちに 突然道がなくなってしまった。
 前に来たときにはあった歩道が行き止まりになっている。
 仕方がないので 街中を歩くことにした。
 街の中を少しばかり歩いていると、燦燦と黄金色に輝く仏塔が 目の中に飛び込んで
 きた。
 以前には見かけたことのない光景だ。
 こんなところにあんな人目を引くような派手な寺があっただろうかと 
 近づいてみる。
 寺の塀に沿ってしばらく歩き続けると やっと入り口を見つけることが出来た。
 入り口の前には 大きく金色のタイ文字で ワット・ツリットサテープと書かれている。

 入り口から中に入ってみると 寺の中に置かれた長いすに大勢の人たちが座り込んで
 いる。
 火葬のためにやってきた人たちだろうかと横目に見ながら、
 黄金色の仏塔のある寺の中心へと入り込んでいく。
 中に入り込むと、新しく建造される寺の中心部らしく、大勢の人々が各々の仕事に
 合わせて仕事をしている。
 資材を運ぶだけの単純作業もあれば、大理石に彫刻を施している人たちも入る。
 寺の中心を飾る黄金色の仏塔や仏像を納めた御堂ももうほとんど完成に近い。
 古い寺の真新しい中心 人々を惹きつける重要な場所である。

 ふんだんに大理石が使われ、豪華絢爛たる寺の姿であるが、敬虔な仏教徒ではない
 私から見れば、この豪華さは信仰とは別物の何やら生臭い人間の業の象徴のようにも
 思えてくる。
 私のタイの寺に対する拒否反応のようなものが この寺に姿にある。
 豪華絢爛たる寺の姿に 信仰の御利益の大きさを求めようとするタイ人独特の信仰の
 形をうまく利用した僧侶たちの姿が透けて見えてくるのである。
 豪華絢爛さに惹かれて 参拝者が増えれば、それだけ寺への寄進による収入は増えるし、
 僧侶たちへの寄進も増える。

 タイの仏教信仰の中では タムブン(徳を積む)ことが重要なことであり、
 そのタムブンの量によって 来世の身分が違ってくる。
 僧侶や寺への寄進は 大きなタンブンにあたり、タムブンの量を増やしてくれる。
 現世で恵まれない人々は しきりにタムブンをして 来世に期待するのであるが、
 貧しい者たちの寄進の額は少なく、金持ちほどには 来世において立派な身分を
 手に入れることは出来ない。

 寺を造れば、一番大きな徳を手に入れることが出来るが そんなことが出来るのは
 王侯貴族か大金持ちだけである。
 貧しい人たちは なけなしの金を寄進し、ますます貧しくなるが、
 僧侶たちは反対に富んでいくという矛盾がタイにはある。
 タイの僧侶たちは 己の修行のために邁進すればいいのであって、
 社会福祉には目を向ける必要はない。
 自らの涅槃だけを求めればいいのである。

 バンコクの中にある寺の数の多さと僧の数の多さを見るにつけ、
 どれだけのお金が寺へと集まってくるのかと考えると呆然としてしまう。
 今出来上がりつつあるこの寺についても同様である。

 黄金色に輝く仏塔を見ても バンコク庶民の汗水たらしての日々の生活の中からの
 寄進から生まれたものだと考えると 有難さよりも別のものを感じてしまう。
 信仰の質より量とか形式とかを重要視するタイの信仰の姿が 垣間見えてくる。
 信仰の形式は 単純であればあるほど 人を集めるのかもしれない。
 日本の新興宗教だって、どこかタイの仏教の信仰の姿に似ているのかもしれない。



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バンコクの運河 | 22:46:03 | Trackback(0) | Comments(0)
バンコク 再び バーン・ラムプーへ‐03 運河に沿って
バンコク 再び バーン・ラムプーへ‐03 運河に沿って 1

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バンコク 再び バーン・ラムプーへ‐03 運河に沿って 8

 道路わきにある細い通路を抜けて、運河に沿った歩道に入ってゆく。
 運河沿いには棟割長屋のような建物が続いている。
 数ヶ月前には 運河の水の中から 補修工事のための古い木製のくいが突き出して
 いたが、それが取り除かれている。
 10年以上前に 運河を狭くする工事のためのくいであったようだが、工事は再開
 することなく、中止になり、見た目の悪いくいは取り去られたのだろう。

 数ヶ月前には 水位もなく、黒く澱んでいた水も 推量も増え、きれいになっている。
 バンコク都庁も このロップ・クルン運河、そしてこの運河に続くバーン・ラムプー
 運河の再利用を考え始めたのだろうか。

 棟割長屋のような建物の裏庭のようなコンクリートで固められた歩道を抜けると
 運河に沿った普通の道に出る。
 このあたりまで来ると 昔からの木造住宅が目立ち始め、運河周辺の装いも 
 庶民的な雰囲気が漂い始める。

 この地域に入ると 中国人のおばさんのカキ氷屋が1軒ある。
 暑さしのぎに この店でカキ氷を注文する。
 数ヶ月前にもこの店でカキ氷を食べ、おばさんとおしゃべりをしたことがある。
 私のことをまだ憶えていたようだ。
 今は 道になっているが、昔はその道のある場所は運河であり、おばさんの家の軒先に
 船を留めることが出来たようだ。

 このあたりには 地元の人間相手の屋台やその日の食材を売る店が 建ち並んでいる。
 周辺は 木造家屋の集落になっており、このあたり一帯が 地元住民や東北タイから
 やってきて間借り生活をしている人たちの憩いの場になっている。
 こじんまりした昔ながらの市場もある。
 4,50年前のこのあたりは 運河を行きかう船とともにあった人々ののんびりした
 生活があったのだろう。
 バンコクの人口が 2百万人ぐらいだった時代の話である。

 運河沿いの人々の生活を眺めながら、足を進めていくと なんとも古めかしい木造の
 建物が 歴史上の遺物のように残っている区域がある。
 一時代前の木造の棟割長屋のように並んでいる商店、総菜屋や屋台、
 なんとも不思議な雰囲気の一隅である。
 あと何年かすれば、消えていってしまうような建物だ。
 運河に近いこの一帯では 何やら大掛かりな工事が始まり、大きなビルが建つようだ。
 開発の嵐は もう そこまで来ている。

 このあたりまでが ロップ・クルン運河で この先は バーン・ラムプー運河に名を
 変える。
 このロップ・クルン運河の説明掲示板によれば、1783年 ラッタナーコウシン朝の
 創始者であるラーマ1世の命によって、1万人のカンボジア人の戦争捕虜を使って、
 バーン・ラムプー運河の終点からマハナーク運河(センセーブ運河の一部)に交わる
 ラーマ7世橋まで そして 中華街を抜けて 現在のサファン・プット(仏陀橋)の
 あるチャオプラヤ川の岸辺までの長さ3426メートルのロップ・クルン運河を造り
 あげた。
 幅20メートル、深さ2.5メートルの運河である。

 当時10万くらいのバンコクの人口でカンボジア人の戦争捕虜1万人というのは
 大変な数である。
 クメール王国衰退に従って、アユタヤ王朝以来 カンボジアに戦争を仕掛けては、
 戦争捕虜をタイに連れ帰り、戦争奴隷として使役していたタイの歴史がここにある。
 タイとカンボジアの関係が しっくりいかない原因の一部は ここにもあるのだろう。


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バンコクの運河 | 04:19:23 | Trackback(0) | Comments(0)