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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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バンコク 旅の形
バンコク 旅の形 1

バンコク 旅の形 2

バンコク 旅の形 3

バンコク 旅の形 4

バンコク 旅の形 5

バンコク 旅の形 6

 バンコクを始めて訪れたのは 25年前の3月の終わりの暑い盛りだった。
 ネパールへ行く途中の1日のトタンジットで 一夜バンコクで過ごしただけだった。
 泊まる場所も空港で見つけたタクシー任せ、夜のバンコク案内もこのタクシー任せ、
 何が何やらわからぬまま、一夜が明け、翌日には ダッカへと向かった。
 タクシーの運転手の案内で 夜のバンコクを見物したのであるが、
 なんとも いかがわしい雰囲気のあふれた街であることに驚愕したものだった。

 私が再びバンコクを訪れるのは ネパールのカトマンズでの3年間の生活を終え、
 日本に帰国する途中に寄ったバンコクが 2度目のバンコク訪問で泊まったのは
 ジュライホテルだった。
 それ以来、インド、ネパールへ行く途中の行き帰りに寄っているから、バンコクの
 空港に降り立ったのは 百回以上になる。

 22年前に訪れたときは 初めてのバンコク訪問のときと違って、インド、ネパールの
 旅で 充分に旅の経験を積んでいたので あまり戸惑うこともなかった。
 やっとバンコクやタイをじっくり得る機会を得た。
 そんなときに 井上陽水の歌をよく聴いた。
 初期の井上陽水の曲が バンコクの持つ雰囲気に合っているようにも思えたし、
 その当時の自分の気持ちにも合っているように感じられたからだろう。

 井上陽水の曲の中にこんなものがある。
 アルバム 『陽水Ⅱ センチメンタル』の中に入っているものだ。

   冷たい部屋の世界地図
          
         作詞・作曲 井上陽水

  はるかなはるかな見知らぬ国へ
  一人で行く時は船の旅がいい
  波間にゆられてきらめく海へ
  誰かに似てるのは空の迷い雲
  潮風に吹かれて何も考えず遠くを見るだけ

  やさしさがこわれた海の色はたとえようもなく悲しい

  汽笛をならしてすれちがう船
  こんにちはの後はすぐにさようなら
  見わたすかぎりの地平線の
  かなたにあるだろう僕の行く国が
  とびかうカモメは陸が近いのを
  教えてくれる

  はるかなはるかな見知らぬ国へ
  ひとりでゆく時は船の旅がいい


  井上陽水  冷たい部屋の世界地図 
http://www.youtube.com/watch?v=w_A6eudpRo0

 旅の始まりは この歌のような形が理想的なのであろうが、こんな旅情を味わえる
 こんな旅の形は 戦前に 詩人 金子光晴が 中国、東南アジアを経て 巴里に向けて 
 船旅をした時代のもので 今 船旅をしたとしても 港に寄港する楽しみも 
 一昔前のものとは違ったものだろう。 

 外国への旅は 今では 飛行機が 当たり前で 旅の情報は日本を出る前に集める
 必要があるし、飛行機の中での渡航先の情報集めは難しい。
 同じ飛行機に乗っていても 全くの見知らぬ他人同士のままで、お互いに異国に旅に出て
 不安だろうから、助け合いましょうという気持ちはさらさらない。
 飛行機が空港に到着したらしたで 先を争うように入管に行き、大急ぎで預けた荷物を
 受け取り、タクシー乗り場を目指す。
 
 そして、街の中心部までの交通の確保に神経を使い、異国に着いたという
 実感が生まれてくるのは ホテルに荷を降ろし、一段落着いてからである。
 なんともあわただしい旅の形である。
 この殺風景な感じが 年々ひどくなり、『袖すり合うも他生の縁』『旅は道連れ』などと
 いう言葉は死語に等しくなっている。

 世の中が世知辛くなれば、旅の形も世知辛くなる。


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徒然なるままに | 12:42:37 | Trackback(0) | Comments(2)
カトマンズ 自転車で バグマティ川上流に向かって
カトマンズ 自転車で バグマティ川上流に向かって 1

カトマンズ 自転車で バグマティ川上流に向かって 2

カトマンズ 自転車で バグマティ川上流に向かって 3

カトマンズ 自転車で バグマティ川上流に向かって 4

カトマンズ 自転車で バグマティ川上流に向かって 5

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カトマンズ 自転車で バグマティ川上流に向かって 7

カトマンズ 自転車で バグマティ川上流に向かって 8

カトマンズ 自転車で バグマティ川上流に向かって 9

カトマンズ 自転車で バグマティ川上流に向かって 10

 毎日のようにバグマティ川の川辺を散策しているうちに このバグマティ川の
 上流のどの辺りまで行けば、汚れきった川の水が川らしい水の流れになるのか
 興味が湧いてきた。
 まだこうした好奇心とそれを確かめる体力が残っていることを嬉しく思う。
 カトマンズの街の中心部に行くには あまりに混雑が激しく、あまり利用することが
 なかった自転車に空気をいれ、朝8時に家を出て、バグマティ川沿いに造られた
 大通りを バグマティ川上流に向かって自転車を走らせた。

 カトマンズとパタンに架かる橋の下を潜ると 左手に 1年ほど前から出来始めた
 川辺のスラムが見えてくる。
 そのスラムを横目に見ながら、自転車を走らせると 道は舗装道路から砂利道へと
 変わってゆく。
 いくらマウンテンバイクの体裁をしているとはいえ、タイヤなど普通の自転車と
 変わらず、大した安定感はない。
 アメリカの造成した川辺の公園の横を通り、私の好きなナラヤン寺院のある区域に
 入ってゆく。
 バグマティ川の水は 当然汚いままである。
 ナラヤン寺院の近くに架かる小さな橋を渡り、パタン側からカトマンズ川に入る。
 ここまでは私のいつもの散策のコースである。

 カトマンズ側の川に沿った道を上流に向かって進んでいくと、川が二つに分かれている。
 一つはどぶ川のような細いもの、もう一つは本流のように見えた。
 その川の分かれ目の丘の上にネパール人の若者がいたので 
 「バグマティ川の上流はどこか」と尋ねると 
 小さな細い川の流れを指差し、大きな本流の方はマノハラという川の名前だと言う。
 ネパールでは 川のことを ナディと言ったり、コラと言ったりする。
 このマノハラはコラと言われている。
 小さなどぶ川のようなバグマティ川の上流に向かっても、再び街中に入っていき、
 パシュパティナート寺院方面に向かうだけである。
 これでは面白みがない。

 バグマティ川本流のように見えたマノハラ川の上流に向かうことに決めた。
 川に沿って 自転車を走らせ、カトマンズを囲むように造られたリングロードを超えて
 しばらく行くと いつの間にか川沿いの道はなくなり、先に進めなくなってしまった。
 近くの新興住宅の中の細い道の中をぐるぐる回っているうちに やっと川辺に
 出ることが出来た。
 しかし、そこは今までのような街並みの風景ではなく、のびのびとした田園風景が
 広がる場所だった。
 しかし、カトマンズの中心部から10キロほど離れたこの田園地帯の周辺では
 宅地造成がどんどん進行しており、この田園地帯も早晩 住宅地域に変わって
 いくのだろう。

 川の水も きれいとは言えないまでも どぶ川のあの黒ずんだ色ではなく、茶色っぽい
 水の色で、川の岸辺では その川の水を使って女たちが洗濯をしている。
 その向こうには 広々とした畑地も広がり、農民たちが 畑仕事に精を出している。
 すぐ近くには 竹と萱で組んだ温室のようなものがある。
 ネパール人に聞くと きのこ栽培をしているという。
 バグマティ川の川辺のバラック建てのスラムを見慣れていた私にとっては、
 一瞬スラムかと見間違えてしまった。
 カトマンズの市場で売られている平茸やマッシュルームはこうした場所で作られるのだ。

 田園地帯の中の道をゆっくり走り抜けていくと、再び川に出合ってしまった。
 女たちが洗濯をしていた小川のような川ではなく、川らしい川であり、
 車の行き来できる立派な橋もかかっている。

 橋の下の川の中州の中で ネパールの南部タライ地方からやって来た家族が 
 砂利を集め、生活の糧を稼いでいる。
 日長1日の重労働で得ることの出来る収入は、2,3百ルピー 家族5人が
 生活するにはやっとの額だ。
 食べる ただそれだけの生活である。
 この川の名前は ハヌマンテ川 水量はないが それなりの川幅はある。

 わかったことは バグマティ川は カトマンズ盆地を流れる一つの川ではなく、
 カトマンズ盆地の中のいくつかの川が集まり、カトマンズの中心部で一つの川に
 なっているということだ。
 なんともあっけない幕切れだった。

 今度は バグマティ川下流に向かって パタン側の川沿いの道に向かって 
 自転車を走らせ、帰路へと向かった。
 ここに至るまで 3時間の時間を要してしまった。


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カトマンズ バグマティ川の辺にて | 02:25:26 | Trackback(0) | Comments(0)