投稿日:2008-08-27 Wed
密集した街 バーン・クルア、子供たちの姿を見かけるのは、
土日の学校の休みのときだけだ。
狭い路地の中で自転車を乗り回す子供たち
路地に座り込んで、集めてきた草花で色水ごっこをする子供たち
駄菓子屋の前にたむろする子供たち
家の前で近所のもの同士で遊ぶ子供たち
こうした姿に、昔の日本の下町の子供たちの姿が重なってくる。
カメラを向けるとはにかむ子、喜ぶ子、逃げ出す子といろいろだ。
こんな密集した地域に住みながら、荒れた表情がないのは嬉しいことだ。
この街が紡ぎだす穏やかさ、静けさが子供たちの中にも生きている。
水を友としてきたチャム族の子孫である子供たちにとって、嬉しいことがある。
運河の水が、年々きれいになり、運河の水の中で泳げるようになったことだ。
5,6年前は、そのそばにいるだけで悪臭のした黒い運河が、
彼らに遊び場所を提供してくれるようになった。
まだまだ清い水の流れではないが、我慢すれば泳ぐことも出来る。
チャム族の本領を発揮することが出来る。
水は、川の流れは、何百年の昔から彼らの生活を支えてきたのだ。
ベトナム、カンボジアを抜け、アユタヤ王朝での水軍としての働き
今のラッタナコウシンの時代にも 水軍としての働きを認められた彼らだ。
そのチャム族の子孫たちに 水の流れが帰ってきたのである。
多少汚れた水であっても、何も言わず、
大人たちは、笑みを浮かべて、子供たちの泳ぐ姿を眺めている。
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