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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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バンコク ジム・トンプソンの家の祠
バンコク ジム・トンプソンの家の祠 1

バンコク ジム・トンプソンの家の祠 2

バンコク ジム・トンプソンの家の祠 3


  いらっしゃいませ
  ようこそ おこしになりました  
  狭いところですが、お上がりください
  お茶もお菓子の用意も出来ております
  遠慮など無用でございます

  こんな言葉に かどわかされて
  家の中に入り込んでしまえば
  2度と外の世界に出てくることが出来ないのは見えている
  
  あえて入り込んでみるのも、人生の転機
  どんな人生が待ち受けているものやら
  凶と出るか、吉と出るか、入ってのお楽しみだ

タイにはこんな妖艶な世界がある
一見、美しいものの中に魔物が住んでいる
ジム・トンプソンの家の前にある祠、
ジム・トンプソンもこの祠の中の魔物の声に誘われて
この祠の住民になってしまったに違いない
そんな怖さがこの祠には ある

気の弱いものは、決して覗いてはならない
あなたもこの祠の住民になってしまいますぞ
あの黄色いワンピースを着ている女性と入れ替わりに

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バンコク ある風景 | 09:34:58 | Trackback(0) | Comments(0)
タイの織物 チャム族とジム・トンプソン
タイの織物 チャム族とジム・トンプソン 1

タイの織物 チャム族とジム・トンプソン 2

タイの織物 チャム族とジム・トンプソン 3


 前々から、どうしてこんな場所にジム・トンプソンの家があるのか、
 どうしてこの地に住んだのか、疑問に思っていた。
 確かに運河沿いのこの地は、バンコクらしいといえば、
 そうともいえる場所ではあるが、決して便利な場所ではなかったであろう。

 このトンプソンの家の運河の対岸には、
 150年以上も前にカンボジアから移住してきたチャム族が住んでいた。
 チャム族は 織物を得意とする民族だ。
 この地には昔から織物で生活を支えていたチャム族の女たちがいたのだ。
 トンプソンが見たシルクとは、彼女たちの織るシルクだったに違いない。
 タイシルクではなく、チャム族のシルクなのだ。
 それが後世に タイシルクの名を与えられたに過ぎない。

 第2次世界大戦以後 ジム・トンプソンはアメリカの情報機関の一員として
 バンコクでの生活を始める。
 そして、バンコクのシルク布に魅かれて行く。
 トンプソンの最初の家を建てたのも、運河の対岸に住むチャム族だ。
 その頃のバンコクでは、チャム族以外にシルクを織るものはいなかった。
 トンプソンは、シルク布を織るチャム族の集落バーン・クルアの近くに
 住みたかったのだ。
 シルクの織姫たちと身近なところで 生活したかったのに違いない。

 タイのシルクは、運河沿いの集落に住むチャム族とジム・トンプソンの
 二人三脚の歩みの中で発展してきたのである。
 タイ族より古い歴史を持つチャンバ王国の末裔たちの文化、知恵に
 感動していたことは確かである。
 今だって、十分に魅力的な街なのだから。

 今でも、運河沿いの街バーン・クルアにはいくつかの機織工房がある。
 昔は、各家々に機織機があったが、今は、工房を残すのみである。
 古い工房の壁には、在りし日のジム・トンプソンと工房の主人との
 モノクロ写真が飾ってある。
 タイのシルクを世界に広めようと希望に燃えていたジム・トンプソンと
 工房の主人の姿がある。

 第2次世界大戦後から1967年までのジム・トンプソンと
 チャム族との熱いかかわりが、運河沿いのこの街にはあったのだ。

 1967年3月26日を最後に ジム・トンプソンの姿は消えてしまった。


(注) チャム族についてお知りになりたい方は

バンコク・カトマンズ慕情~アジアの旅の徒然に
http://blogs.yahoo.co.jp/hikaruno_season

『バンコク 運河の辺の街』をご覧ください。


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バンコク 運河の辺の街 | 08:48:36 | Trackback(0) | Comments(0)