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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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東京 真夜中のスーパーマーケットの中で
東京 真夜中のスーパーマーケットの中で 1

東京 真夜中のスーパーマーケットの中で 2

 東京での生活費の節約のために 近所のスーパーの夜12時過ぎの安売りをねらって、
 買い物をすることにしていることは 前にも話したが、先日 夜12時半近くなって
 スーパーへ行き、安売りの品物を探していると、25歳前後の一人の若者を見かけた。
 半額以下になった弁当を買いにやってきているようだった。
 着ているものをみると、履いているジーパンは汚れ、着ているトレーナーもあめ色に
 変わり果て、その汚れ方は半端ではなかった。

 カトマンズやバンコクでは 時々そんな若者を見かけることがあるが、日本の東京で
 見かけたのは初めてのことだった。
 私の住んでいるあたりには 路上生活者 ホームレスの人たちも見かけるが、ここまで
 汚れた服装をした人間を見かけることはなかった。
 私が日本で過ごしていた頃も 時々 帰ってくる26年間の生活の中でも ここまで
 汚れた服装をしている若者はいなかった。
 安売りの残り少ない弁当を確認している様子も 少し変わっていて、弁当を手にして、
 匂いをかいでいる様子を見ると、少し 心の状態に問題があるのかと心配になった。
 あの服装の汚れ具合からすれば、きっと長い間 野宿の生活をしているに違いない。

 一体どうしたのだろう。今の日本は一体どうなったのだろう。
 いたたまれない気持ちになってしまう。
 あまりの驚きや心の痛みに 呆然としていた。
 周りの人たちは 見てみない振りをしているようで 彼は存在していないかのよう
 だった。
 確かに真夜中の12時過ぎにやってくる人たちは 決して豊かな人たちではない。
 ぎりぎりのところで生活している人たちが大半だろう。
 安売りになった弁当や惣菜を大量に買い込んでいる人もいる。
 中国人や韓国人、フィリピン人などもいる。
 仲間の食事のためのまとめ買いをしているのだろう。
 家族のための朝、昼の食事のためかもしれない。
 みんな 人のことに構う余裕などないのである。
 自分が生きていくことで精一杯なのだ。

 時間がスーパーの閉店に近づくにしたがって、スーパーの値札係が 安売りの品物の
 値段を更に安く付け替えていく。
 残りが多ければ 定価3百円以上の弁当や惣菜が3分の1以下の百円近くになるからだ。
 グルメ、グルメで 一度の食事に 2千、3千円とかける人とは無縁の世界の出来事である。

 器用に生きていけない人間はいつの時代でもいる。
 そういう人間を 暖かく支えてきたのが 昔の日本社会だった。
 いい意味でのおせっかいな人はたくさんいたのである。

 部屋に在庫の不要な洋服があったから、上げればよかったと後で思ったが、
 そのときは 気持ちが動転していて 考えが及ばなかった。

 日本がこの10年間 貧しくなったことの原因を分析しているブログ記事に
 こんなものがあった。

 なぜ日本国民は短期間に貧困化したのか?
 http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/629f6351ce7559cbf4073c3037e6ce75
                       ~『杉並からの情報発信です』より

 私にとっても 生活の糧を得るために帰国しているが、
 日本にいるときが 1番辛い時間である。
 心痛むことが多すぎる。
 希望が見えてこない。



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東京 | 08:31:12 | Trackback(0) | Comments(2)
東京 東京から想うバンコク
東京 東京から想うバンコク 1

東京 東京から想うバンコク 2

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東京 東京から想うバンコク 4

東京 東京から想うバンコク 5

東京 東京から想うバンコク 7

 東京での生活が2週間を超えると 気持ちがバンコクやカトマンズへと向き始める。
 部屋の中での仕事が多くなると 心まで硬直してくる。
 かといって 近所を散策しても 日本の自然の変化には心を奪われることもあるが、
 街を歩いていても 人間を眺める楽しさはない。
 日本では 道は 人が歩く場所以外の何ものでもなく、そこには人間ドラマがなく、
 人間が生きて生活している喜怒哀楽を感じることはない。

 バンコクで住んでいる部屋から出ると、建物の入り口周辺には 行商の果物売りを
 見かけることが多いし、いつも買う果物売りなら、商売はどうだいと声をかける。
 ときどき 惣菜を買いに行く橋の下では 昼間の忙しい商いの後、東北タイ料理の
 惣菜を売っているお姉さんが寝椅子に寝転がって 身体を休めている、路上では
 東北タイからやってきたおじさんが 昔風のタイのお菓子を売っている。
 街のどこにも 人間模様があり、みんな 頑張って生きているなと勇気付けられる
 ことも多い。

 路上でそれぞれの人々が 自分のペースで生活し、生活の糧を得ている姿が 
 時間に追われる先進諸国から来た人々に安らぎを与えるのかもしれない。
 タイで長期滞在を考えている人たちも 路上を生活の場所をしている人々に眼を向け、
 姿を眺めているだけでも 異文化を理解する機会になり、タイでの生活にも飽きが
 こないだろう。

 日本の路上は あまりに味気ない。
 道路交通法、保健法の厳しい日本では 路上は人々の安らぎの場所にならないし、
 近所の公園でも同じことだ。
 規則ばかりを作り、規則が出来れば それを守ることばかりを考えているうちに
 生活の中から生気が失われ、人と人とが係わりあう機会が失われていく。
 規則ずくめの生活は ますます柔軟な人間関係を喪失させていくだろう。
 律儀な日本人は規則が出来れば 規則を守らせることに汲々とし、柔軟な対応を
 忘れていく。
 生活そのものが マニュアルの世界に変わり、自立的な豊かな思考はなくなってしまう
 怖さには気がつかない。
 みんな こんな日本の姿を望んでいるのだろうか。

 東京の路上を歩いていても 人間を眺める楽しさは生まれてこない。
 気分転換に外に出かけても 皆 表情が硬く、鎧を身につけているように感じてしまう。
 東京にいる自分だって 同じような姿になっているに違いない。

 バンコクやカトマンズでなら 見知らぬ人々に対して気楽に話しかけることが多い
 私であるが、日本ではそんなことはほとんど不可能で 同じことをすれば
 警戒されるだけである。
 せいぜい 道を訊くことが出来るぐらいのものである。
 だから 日本に帰ってきても 今の日本人が 何を感じ、何を考えているのか 
 直接 知ることは難しい。
 同じ場所で生きていても共生しているという気持ちが湧いてこない。
 人は人、自分は自分 関係はない。
 こうした発想が 今の日本を形作ってきたのかもしれない。
 相対的貧困率の増大も 格差社会も 自分とは関係なければ、関心を持たない。
 他人のことなどどうでもいい、別に自分は困っていないのだから。
 こんな中では 他者に対する共感性、思いやりは育っていかないだろう。

 テレビでは 海外の発達途上国の貧困のことを報道し、日本人の援助を求めているが、
 もっと自分たちの足元をしっかり見つめる必要があるのではないか。
 日本の貧困の現実を逆にそらす結果になっているのではと気にかかる。
 世界にはこんなに貧しい人がいるのだから、我慢しなさい、あなたは彼らに比べれば
 まだ幸せですよといっているようだ。
 何が幸福か不幸かは その国の現実に深く眼を向けない限り、見えては来ないものだ。



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東京 | 21:55:13 | Trackback(0) | Comments(0)
東京 自立・独立に向かって
東京 自立・独立に向かって 1

東京 自立・独立に向かって 2

東京 自立・独立に向かって 3

東京 自立・独立に向かって 4

 Aobadai Life(http://ameblo.jp/aobadai0301/)というブログから発信されている記事に
 こんなことが書かれてあった。

    *** アメリカの保護領・日本 ***
        http://ameblo.jp/aobadai0301/entry-10370453018.html

  ― 来日したアメリカのゲーツ国防長官と、岡田外相の会談の映像を見て思った。
  「日本はやはり独立国ではない」ということである。
  アメリカの年次改革要望書に沿って、郵政民営化や、司法改悪、格差社会をつくり
  だした自公政権は論外にしても、なぜ戦後はじめて日本で民主的な政権交代を
  起こしてもなお、日本はアメリカの属国でありつづけなければならないのか。
  昨日の岡田・ゲーツ会談は、まるで宗主国に対して、植民地の指導部がお伺いを
   たてているようにさえ思う。

  日本は聖徳太子の昔でさえ、大国・隋に対等外交を展開した国である。
  秋の国会議員の靖国参拝が先週ニュースになっていたが、靖国神社に祀られいる
  英霊がほんとに望んでいることは、首相の参拝などではなく、いまだに太平洋戦争の
  敗戦をひきずって、アメリカの属国となった日本が独立国家となることではないのか。
  彼らは、敗戦の結果、祖国日本の領土がいまだにアメリカ軍に占領をされていると
  いう事実を、どれほどにあの世で、嘆いているだろうか。
  アメリカは普天間基地の辺野古沖への移設は譲れないとしている。

  冗談じゃない。冷戦はとっくに終わったのに、なんで美しい沖縄の海を破壊してまで、
  アメリカの恒久基地を日本につくらねばならないのだ。
  ここは日本である。

 辺野古というのは、沖縄に行ったことがある人なら、カヌチャリゾートの沖合と
 いったほうがピンと来るだろう。
 西海岸と違って、東海岸はマングローブ樹林もあったりして、また違った沖縄の
 美しい自然を見せてくれる素晴らしい場所だ。
 しかもジュゴンが生息する美しい海である。そんな美しい自然が、外国の軍事基地に
 されることに対して、だまったままの我々日本人もいかに植民地根性が染み付いたかと
 いうことである。

 いまだに日本ではタブーだが、我々はアメリカのCIAによる間接統治の実態を
 きちんと知るべきだ。
 アメリカはかつてのA級戦犯のうち、情報機関への協力を約束した有力者を
 釈放している。
 冷戦の最中、自主外交を主張した石橋堪山首相が3ヶ月ももたず、体調不良を理由に
 辞職し、元A級戦犯の岸信介が首相になって、日米新安保を強行したのはなぜか。
 なぜ私たちは、ナチスのユダヤ虐殺に匹敵する、アメリカによる広島・長崎への
 原爆投下を「しょうがない」と受容してきたのか。
 なぜ、日米安保で、アメリカは日本守ってくれると信じきっているのか。
 それはマスコミに騙されてきたのではないか。
 日本のマスコミなら記者クラブと、放送法などでコントロールされ、読売新聞のドンで、
 日テレを作った正力松太郎なら、元A級戦犯で、PODAMというコードネームで
 呼ばれるCIAのエージェントである。

 そんなマスコミは政権交代がおこって尚、郵政民営化におけるアメリカ利権は触れず、
 昨日の岡田・ゲーツ会談も意図的に扱いを小さくして、国民の反米感情を抑えようと
 しているのである。
 ゲーツは、岡田外相に対して、核密約調査は対米関係に配慮するように圧力をかけた
 との報道も小さくあった。
 核密約の問題もこれが明らかになれば、日本は佐藤栄作元首相のノーベル平和賞を
 返上に促すべきだ。非核三原則の国是は嘘だったということなんだから。

 さて、話はずれたが、アメリカの御用メディアの代表格である日経の昨日の夕刊一面の
 見出しなんて、「沖合移動を容認」である。
 いったい誰が主語かと、この見出しに目をうたがったが、この主語はアメリカなので
 ある。
 日本の新聞でありながら、主語はアメリカである。しかも一面見出しである。
 いかに日経新聞がアメリカ利権と、ズブズブの御用メディアかということである。
 しかしながら、そんな御用メディアに騙されつづける我々国民も情けない。
 アメリカの広大な軍事基地は、冷戦のために、西側陣営の一員として許容していた
 わけだから、冷戦終了とともに撤退するのが筋だ。
 そこを、新たな脅威を煽ることで、アメリカ軍駐留の必要性を世論合意させようと
 いう作戦にまんまと引っかかって、ナベツネ読売や、櫻井よし子らポチ右翼の、
 中国脅威論や、北朝鮮仮想敵国論にまんまとひっかかる。
 日本人は昔も今も、なんてコロッと騙されやすいのだろうか。

 いずれにしても、この問題はまだ決まったわけではない。国民世論が、弱腰になって
 いる民主党連立政権に檄を飛ばす。
 そして、日本が独立国となるために、アメリカの保護領から離脱するために、
 憲法改正を真剣に議論すべきである。
 自衛隊の予算、装備はすでに十分、世界トップクラスである。アメリカの不在に
 怯えない仕組みを議論していかねばなるまい。―
            ~ Aobadai Life(http://ameblo.jp/aobadai0301/)より



 日本郵政社長の西川氏の辞任により 新社長には 斉藤次郎氏が就任することになった。
 郵政見直しなど 政権交代によって 大きな変化が生まれているわけだが、
 それとともに在日アメリカ軍の再編成にも大きな変化が生まれようとしている。
 それに圧力をかけようと アメリカの高官たちが日本を訪れている。
 前大統領のブッシュ氏まで訪日の予定である。

 政権交代による日本政府の変化を見ながら、1年前に行われたネパールの政権議会
 選挙の際のカトマンズ市民の姿を思い出した。
 自分たちの支持した候補者が当選したときには 多くの支持者たちが 太鼓を敲く
 人を先頭に 街を練り歩いていた。

 こんな人々の姿を今の日本で見ることはなくなってしまった。
 羊のようにおとなしい日本人になってしまったのである。
 何も言わない、行動を起こさない日本人をいうのは アメリカにとっては 有難い
 存在である。
 真実を隠し、アメリカによって統制されている新聞、テレビの報道を鵜呑みに
 してしまう習慣が 国民の中で上手く作り上げてしまっている。
 高度成長期の中で 豊かさに酔いしれている間に 国の独立、自立に対する意識が
 麻痺してしまったのではないだろうか。
 
 最近、ネットから発信される情報から 日本人の稼いだ富が アメリカの企業によって
 奪われ、日本がどんどん貧しくなっていることが 明らかになってきている。
 真実を暴こうとした勇気ある多くの人々が 抹殺されてきたことも忘れてはならない。
 郵政の民営化も 日本の富をアメリカに移すための手段であったことが 明らかに
 なりつつある。

 欧米人にとって 有色人種であるアジア人やアフリカ人は 一体どういう存在なのか
 歴史的に問い直してみる必要があるだろう。
 本当に対等の存在として考えているのか。
 そういった視点から 広島・長崎の原爆投下も考える必要があるだろう。
 戦後65年、一体何が起こってきたのか 検証する時代になっているのである。



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東京 | 20:41:47 | Trackback(0) | Comments(0)
東京 貧しさとは?
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昨日 厚生労働省から 2006年に日本政府が調査した相対的貧困率の発表があった。
 
 ***貧困率:日本15.7% 先進国で際立つ高水準***

 長妻昭厚生労働相は20日、国民の貧困層の割合を示す指標である「相対的貧困率」が、
 06年時点で15.7%だったと発表した。
 日本政府として貧困率を算出したのは初めて。経済協力開発機構(OECD)が報告した
 03年のデータでは、日本は加盟30カ国中4番目に悪い27位の14.9%で
 状況は悪化している。
 日本の貧困が先進諸国で際立っていることが浮き彫りとなった。
 相対的貧困率は、国民の所得分布の中央値と比較して、半分に満たない国民の割合。
 今回はOECDの算出方法を踏襲した。
 06年の子供(17歳以下)の相対的貧困率も14.2%で、03年のOECDデータの
 13.7%(30カ国中19位)より悪化している。
 03年OECDデータで貧困率が最も高いのは、メキシコの18.4%で、
 トルコ17.5%、米国17.1%と続く。
 最も低いのはデンマークとスウェーデンの5.3%。
 長妻厚労相は「OECDの中でもワーストの範ちゅうに入っており、ナショナル
 ミニマム(国が保障する最低限度の生活)と連動して考えたい。来年度から支給する
 子ども手当で貧困率がどう変化するかもシミュレーションしていく」と述べた。
 民主党は衆院選マニフェスト(政権公約)で貧困の実態調査と対策を明記していた。
                                 【佐藤浩】
     ▽相対的貧困率▽ 

  国民一人一人の所得(等価可処分所得)を順に並べて真ん中の額(中央値)を
  割り出し、その額の半額に満たない人の割合がどのくらいかを示す。
  国民の経済格差を示す指標となる。等価可処分所得は、直接税などを除いた世帯の
  可処分所得を世帯の人数の平方根で割って算出する。
  06年の所得を基にした中央値は228万円。
                                ~ 毎日新聞より


 こういう相対的貧困率のような数値を見ると 考え込んでしまうところがある。
 貧しさとは何か。
 日本であれば 中央地が1世帯あたり年収228万円であれば、その半分の収入の
 114万円以下は貧しいことになるし、7人に1人は 貧困の中にいることになる。
 月収にすれば 9万円ということになる。
 都市であれば 5,6万円の家賃に電気代、水道代、電話代を含めると6,7万円
 残りは3万円 食費その他に使える金額は 1日千円、家賃・光熱費のレベルを
 落とせば、独り者であれば どうにかなるだろうが、子供がいるとすれば 
 生活することは 至難の業である。

 ネパールのカトマンズ、タイのバンコクでの人々の生活水準はもっと低いだろう。
 それでも カトマンズやバンコクの貧しい人たちの方が 気持ちの上では楽だろう。
 一つには カトマンズやバンコクでは 貧しい人たちの割合が 日本より高く、
 貧しい人たちは 地域的にまとまって住んでいるから、貧しい同士という仲間意識も
 ある。
 世の中には金持ちもいるが、貧しいのは自分だけではない、世の中の人の大半の人は
 貧しいという慰めのようなものもある。
 貧しい中でどうやって生きていくのかという知恵を 近所の人たちから学べるし、
 支えあうところもある。
 独りで悩む必要はないのである。
 周りの皆も貧しいのだから 貧しい中で生きていくことを受け入れることも出来る。
 貧しい人たちの住む下町では 食べ物の値段も安く、贅沢さえしなければ どうにか
 生活できるものである。
 昔に比べれば、目にする人々の生活もだんだん贅沢になってきているが それは一部の
 人たちの姿であって、大半の人たちはやはり、貧しいのである。
 だから、気持ちの上では耐えられるのである。

 今から4,50年前の日本だって 貧しかった。
 食べることだって、腹いっぱい食べることなど出来なかったし、いつも腹をすかせて
 いた。
 着るものだって、贅沢なものではなかったし、親が子供におしゃれをさせるという
 ことなどなかった。
 大半のものが貧しかったから、貧しいことが気にならなかったし、
 それが当たり前だと思っていたのである。

 しかし、今の日本はどうだろう。
 テレビをつければ、グルメ、贅沢な旅、娯楽、ファッションがこれでもかというほど
 眼に入ってくる。
 街を歩けば、買いたいものが いたるところに並べられている。
 皆が出来ることが出来ない、皆が買えるものが買えないというのは 
 切実なフラストレーションにもなるだろう。
 皆が貧しいからという慰めもなく、貧しい中で支えあう仲間もなく、孤立してしまえば、
 貧しくお金がないことが 大きな重荷になってくるのである。
 貧しい中で生活していくための知恵を手に入れる難しい。
 そんなことを教えてくれる地域社会もないし、貧しくても安く生活できる場所もない。

 今のように派遣社員、パートという非正規社員が3割以上を占めるようになると、
 未来に希望を託してがんばろうという気も失せてしまうだろう。
 努力次第でどうにかなるという社会ではなくなっている。
 1番怖いこと、苦しいことは孤立した中での貧しさである。

 40年、50年前であれば、就職するといえば、大半は正規社員としての就職だった。
 能力があってもなくても 会社が責任を持って雇い続けるというのが 日本の姿だった。
 
 アメリカの年次要望書を受け入れ、実力社会という言葉に騙されて、日本社会は
 アメリカ並みの相対貧困率になってしまっている。
 アメリカ社会が 決して日本の見本にはならなかったことの証明だ。
 アジア的共生社会より アメリカ的弱肉強食の社会を選んでしまった結果である。
 アメリカ的奴隷社会、弱者を奴隷のようにこき使い、強者はひたすら富を蓄積する
 社会では 人間の幸福は生まれてこない。



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東京 | 23:38:42 | Trackback(0) | Comments(0)
東京 日曜日の午後の公園
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 台風18号が関東地方を通過する最中に カトマンズ、バンコクでの5ヶ月の生活を
 終え、帰国した。
 5月の連休後に 日本を発ったから、春から秋へと季節は移っている。
 カトマンズ、バンコクともに真夏のような季節を5ヶ月も過ごして帰国すると、
 汗をかくことのない日本の秋の気候は 快適なものである。

 帰国してからの10日間は 展示会のための案内状作り、展示会場になるギャラリーの
 オーナーとの打ち合わせと落ち着かない日が続いた。
 案内状も出来上がり、やっと一息ついたところだ。

 今やっていることといえば、展示会で展示するブータンの野蚕の手紡ぎ布などの選択で
 ある。
 古い布を出してきては ほつれている箇所を 針と糸を使っての針仕事で修復している。
 ブータンのキラ(女性用衣装)などは 織り上げた幅50cm 長さ250cm前後の
 3枚の布を縫い合わせて作る。
 そのために 古い布になると その縫い合わせの部分がほつれてくる。
 それを縫い直す作業である。
 こうした手作業は 時間がかかり、面倒なものだが、黙々と手を使って 
 針を動かしていると 意外と心が落ち着いてくるものだ。

 朝からそんな作業をしていると 眼がしょぼしょぼしてきて、肩も凝ってくるので、
 近くの公園に散歩に出かけることになる。
 昨日の日曜日は 秋晴れの上天気だった。
 寒くもなければ、暑くもない絶好の散歩日和、少し外を歩けば、汗が噴出してくる
 バンコクの気候とは大違いだ。

 公園の中の木々は 春とはすっかり様変わりをしている。
 前回帰国した桜の季節の公園とは違って 今は桜の木もすっかり葉を落としている。
 イチョウの木も少しずつ黄色に色づき始めている。
 東京の都心の紅葉の最盛期は 11月の始め頃だろう。
 公園の中では 人々はジョギングに精を出し、テニスコートでは若者たちがテニスに
 励んでいる。
 公園の中の広場では 親子連れがキャッチボールやボール蹴りを楽しんでいる。
 平日は ホームレス風な人やただただベンチに座り込んでいる人の目立つ公園の中で
 あるが、休日には 公園も生気を取り戻す。
 平和な日曜日の午後である。

 公園を出て 運河沿いを歩く。
 運河に釣り糸をたれて、はぜ釣りを楽しんでいる人の姿が多い。
 この不況時 お金のかかる娯楽より、こうしたささやかな楽しみの方が好まれるのかも
 しれない。
 1番上の写真は 帰国した翌日の台風一過の空であるが 今日は雲一つない秋晴れの
 空だ。
 運河の水に映る建物の姿が美しい。これも春とは違う点だ。

 こうして東京の秋の自然を楽しみながらも 自分にとっては 日本も異国のような
 ものになっている。
 毎日 途切れることなくそこで生活しているから 故郷にもなるし、母国にもなる。
 今の自分から見れば、故郷でもあったし、母国でもあったという過去形の世界に
 なっている。
 豊かな人間関係が育ち、つながりのある地域社会があって、故郷も母国も現実のものに
 なる。

 40年前に田舎から出てきて 15年ばかり住んだ東京、田舎から出てきたときに
 いつも耳にし、口ずさんでいた曲に 吉田拓郎の『どうしてこんなに悲しんだろう』が
 ある。
 東京に溶け込もうとしてもがいていた自分の気持ちと同じものを感じたのだろう。
 その思いは 40年たった今も どこかに残っている。


   どうしてこんなに悲しいんだろう
            吉田拓郎 作詞・作曲

   悲しいだろう 皆同じさ
   同じ夜を むかえてる
   風の中を 一人歩けば
   枯葉が肩で ささやくョ

   どうしてだろう このむなしさは
   誰かに逢えば しずまるかい
   こうして空を 見あげていると
   生きてることさえ むなしいョ

   これが自由というものかしら
   自由になると 淋しいかい
   やっと一人になれたからって
   涙がでたんじゃ困るのサ
   やっぱり僕はひとにもまれて
   皆の中で 生きるのサ

   人の心は 暖かいのサ
   明日はもう一度 ふれたいな
   一人ごとです 気にとめないで
   ときには こんなに思うけど
   明日になるといつもの様に
   心を閉ざしている僕さ

 どうしてこんなに悲しいんだろう/吉田拓郎
 http://www.youtube.com/watch?v=XnBoha90koM&feature=related


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東京 | 23:09:17 | Trackback(0) | Comments(0)
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