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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

** 格安にて カトマンズ案内致します **

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バンコク 下町のクリニック
バンコク 下町のクリニック 1

バンコク 下町のクリニック 2

バンコク 下町のクリニック 3

バンコク 下町のクリニック 4

バンコク 下町のクリニック 5

バンコク 下町のクリニック 6

 一昨日 マッカサン駅周辺からBTS高架鉄道のパヤタイ駅まで歩き回り、
 少しオーバーワークになり、体調を崩し、再び 咳が激しくなり、
 咳き込むたびに右脇腹の肋骨当たりが痛み始めてしまった。
 売薬の咳止めを飲んだが、どうも合わなかったらしく 余計に咳が出てくる有様に
 なった。
 深夜のことだったから、この日は我慢して、翌日の昼過ぎに センセーブ運河の
 向こう側にある下町の市場近くに行き、クリニックを探した。

 市場の通りの入り口に 病気全般の検査をすると看板に書いてあるクリニックに
 行ったが、クリニックが開くのは午後5時過ぎで ここで診察している医者が
 やってくるのは 病院での仕事を終えてからだと クリニックの建物の前にいた
 地元の人に聞いた。
 検査もしてくれるというので 都合がよいと思ったが、午後3時の今では
 待つわけにも行かない。

 それでは仕方が無いので 市場周辺の通りにあるクリニックを探したが 
 大半のクリニックは 夕方からの診察になっており、どこも開いてはいない。
 市場の前の通りをうろうろと歩いたが、どこも開いていないので 路地裏を歩いて
 この通りの1本向こうの大きな通りへと向かった。
 路地裏では 学校から帰ってきた子どもたちが 路地裏を遊び場にして、戯れている。
 バンコクの下町の路地裏の夕時の子どもたちの風物詩である。
 東京の下町の子供たちも かつてはこんな姿だったのだ。

 路地裏を抜けて 市場を挟むもう一本の大通りに出ると 直ぐ目の前にクリニックがあり、
 開業しているようだ。
 ガラス製のドアを開けて、中に入っていくと 3,4人の女性たちがいる。
 診察中であるかと訊くと そうだと答える。
 名前、住所、年齢を言うままに 書き入れて貰うと すぐに血圧を測る。

 それが終わると 医師のいる部屋へと向かうのだが、この時間にいるのは 
 どうも医師一人のようだ。
 診察室は いくつも並んでいるが ここも病院での仕事を終えて、
 医師たちが 夕方過ぎにやってくるのだろう。

 医師のいる部屋に入っていくと 30歳前の若い医師が座り込んでいる。
 病状を伝え、飲んだ薬の種類を伝える。
 ペニシリン系の抗生物質を飲んでいたが あまり効き目が無く、気管支拡張薬を飲むと
 逆に咳が激しくなることを伝える。
 聴診器で 肺の音を確かめるが 別段 異常はないと診断、薬を調合してくれる。
 抗生物質ロキシストロマイシン、抗炎症剤ブレドニゾロン、去痰薬ブロムヘキシン、
 気管支拡張剤サルブタモールの4種類 1週間分をくれる。
 もらった薬については 必ず インターネットでその用途を確かめるようにしている。

 診察代と薬代を含めて 2百バーツ(約550円)である。
 あまりに安くて、耳を疑ってしまった。
 日本で同じ診察で 保険なしで 薬代込みで4千5百円だったから 
 5分の1以下である。
 国民保険だと その3分の1だから、千5百円、それでもタイの方が安い。
 初診料が30バーツというタクシン首相時代のルールがまだ有効なようだ。
 しかし、診察代と1週間の薬代込で2百バーツというのは 1日、2,3百バーツの
 稼ぎで生活している一般庶民にとっては ぎりぎり出せる額だろう。
 バンコクでは 海外旅行保険などと契約している一流市立病院だと 1回の診察と
 薬代で 軽く千バーツを超えてしまう。
 こんな場所は庶民とは無縁の場所である。
 病気になれば、寿命の長さは お金が関係して来るようだ。
 現金収入の少ないタイの村では 病気の治療を受けることも 大きな負担だろう。

 1週間 様子を見て 好転しないようだと 今度は別のクリニックで 本格的な検査を
 してもらうつもりである。

 帰りにサファン・フアチャン(象の頭橋)の上から、センセーブ運河を走る
 水上バス乗り場を眺めると 運河の水かさが上がり、桟橋までやってくる水上バスの勢いで
 水が桟橋の上がってきていた。
 この時期、チャオプラヤ川の水門を開けていて、水位がチャオプラヤ川と同じに
 なっているのかもしれない。
 そんな折、気をつけないと 運河沿いに歩いていると 水上バスの勢いから来る水で
 水浸しになってしまう可能性がある。
 先日など 乗り場の桟橋の上で待っていた人の足元まで水がやってきて、皆 
 逃げ回っていたぐらいだ。

 今のところ、咳は軽くなっているが 無理をして動きまわると 又、ぶり返す恐れが
 ある。
 やはり しばらくは近所の散策程度が限界のようだ。



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バンコク ある風景 | 09:46:19 | Trackback(0) | Comments(0)
バンコク マッカサン駅へ行ってみた‐02
バンコク マッカサン駅へ行ってみた‐02 1

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 再び ラチャプラロップ駅まで帰ってくる。
 私が スワンナブーム空港へ行くとしたら、1番近い駅は BTS高架鉄道と
 直結しているパヤタイ駅である。
 フアランポン駅へと向かう線路上は歩かず、線路と並行して走るスリアユタヤ道路を
 パヤタイ道路方面に向かって歩くことにした。
 スリアユタヤ道路を左に曲がる交差点の前に すっかり薄汚れたビルが立っている。
 20年前のバンコクなら 至るところに建ち並んでいた姿のビルである。
 こうしたビルがどんどん壊され、高層ビルに替わっていったのは ここ12,3年の
 ことだ。
 このプラトゥナーム周辺は バンコク中心部にありながら、開発の遅れている地域で
 ある。
 昔から どこか野暮ったい街だった。

 スリアユタヤ道路をパヤタイ道路に向かって進んでいると 
 古風な建物が眼に入ってきた。
 スアン・パッカード宮殿(Suan Pakkad Palace Museum)と書かれてある。
 ラーマ5世の孫であるチャムポット殿下夫妻が バンコク市内に建てた迎賓館で、
 現在は博物館として公開され、4種類の伝統的なタイ様式の屋敷などが集められている。
 入場料は 百バーツ、外から眺めるだけにして通り過ぎた。
 この周辺には 王族の住まいが多い。
 センセーブ運河が造られ、交通の便がよくなったときに 王室がこのあたりの土地を
 多く所有していた名残だろう。

 スリアユタヤ道路がパヤタイ道路に出合ったところを 左に曲がると、
 BTSのパヤタイ駅が見えてくる。
 そのパヤタイ駅の正面に 空港行きの鉄道駅がある。
 ここは ラチャプラロップ駅とは違い、上階に上がって 
 駅の様子を眺めることができる。

 2階部分は BTSのパヤタイ駅との連絡通路になっているようだ。
 改札口は 3階である。
 今日は動いていなかったけれど、上りのエスカレーターはあるから 
 空港に向かう分には苦労することはないが、空港からやってきたときのための
 下りのエスカレーターはないようだ。
 改札口も 乗車チケットの自動販売機も 準備万端になっている。
 
 荷物がなければ、モチット方面に向かうBTSの路線を使えば、いいだろうが、
 荷物があれば、結構上り下りが大変かもしれない。
 タクシーなどを併用すれば、直接タクシーで空港へ行くのとは 費用はあまり変わらず、
 駅まで行く手間を考えれば、本当に便利かどうかはわからない。
 スワンナブーム空港まで 鉄道運賃だけで150バーツ以上ということになると、
 バンコクの物価からしても随分高いものになる。

 実際に空港までの往復を使ってみないと その利便性はわからないけれど、
 タクシーなどとの併用を考えると ちょっと面倒ではある。
 手間をかける割に 費用が大して安くならないとなれば、2の足を踏む人もいるだろう。
 タクシーを2,3人でシェアすれば、この鉄道を使うより 安くて済む。
 鉄道運賃が100バーツ以下でなければ、あまり魅力はないとも言える。
 そのうち、時間があれば、試乗してみよう。



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バンコク ある風景 | 10:51:48 | Trackback(0) | Comments(0)
バンコク マッカサン駅へ行ってみた‐01
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 今回 日本からタイのスワンナブーム空港に着き、バンコクの中心部に向かう
 タクシーの運転手から 12月5日にバンコクースワンナブーム空港間の鉄道が
 開通することを聞いた。
 こんな情報も眼にした。

    *** スワンナプーム空港鉄道12月5日開業へ ***

 タイ国鉄道公団(SRT)ユッタナー総裁は、バンコク都心とスワンナプーム国際空港を
 結ぶエアポートリンクについて、予定通り来月5日に運行を開始することを明らかにした。
 運行開始から一週間は試運転期間とされており、同期間中は午前9-12時
 及び午後1-4時のみ開放される予定。
                     ~ タイランド通信より


 この情報を眼にしたので 早速 プラトゥナームの近くにあるマッカサン駅に行って
 みることにした。
 国立競技場の対面にあるバス停で204番(もしくは73番)の冷房バスに乗り込み、
 プラトゥナームにあるインドラリージェントホテルの前まで行った。
 そこから歩いて、2,3分のところに スワンナブーム空港へ向かう鉄道の駅の一つ
 ラチャプラロップ駅がある。
 駅の上に向かう階段はすべて閉鎖されていて、中に入ることは出来ず、外から眺める
 だけである。
 見たところ ほとんど完成している様子だ。

 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によれば、こんな情報もある。

 ― 路線距離は28.6kmで8つの駅を設置、列車種別は急行(Suvarnabhumi
  Airport Express)と各駅停車(Suvarnabhumi Airport City Line)の2種で
  運用される。
  このうち急行は空港駅とマッカサン駅を約15分のノンストップで結び、
  終点のマッカサン駅にはシティ・エアターミナルと呼ばれる搭乗手続き施設が
  設置される予定である。
  マッカサン駅は、バンコク・メトロのペッチャブリー駅に接続する。
  各駅停車は空港駅からマッカサン駅を経由し、パヤタイ駅までを約27分で結ぶ。

  2009年10月7日から一般市民により試乗運行が開始された。区間はマッカサン駅~
  スワンナプーム国際空港駅間。この試乗チケットは10月1日に配布が開始されたが
  希望者が殺到、2000枚用意されたチケットは1時間弱でなくなった。

  2009年12月5日に開業、3月から有料化される見込みであった。
  しかし、12月5日からも時間を限定した試運転が行われ、正式開業の見込みは
  立っていない。 ―


 ラチャプラロップ駅から マッカサン駅に向かって歩き始める。
 上を見上げると スワンナブーム空港へと向かう高架線、下を眺めれば、
 昔ながらの線路がマッカサン駅へと続いている。
 線路脇には 古びた廃車になったような列車が並べられている。
 発展の可能性のないタイ国有鉄道の将来を象徴しているようだ。
 私がタイの鉄道を利用するようになってから 早20年以上になるが、
 ほとんどその姿を変えていないのが タイの鉄道である。

 10分ほど歩き続けると 高架鉄道ではない昔ながらのマッカサン駅に到着した。
 タイの地方ならどこでも見られる昔ながらの駅である。
 待合室の椅子も木製の黒光りをしているベンチである。
 発展著しい近代都市バンコクの中心部にある駅とは到底思われず、
 まるでタイムスリップしたようだ。
 駅の入り口周辺は ローカルな市場になっており、野菜だの肉だの魚などが 
 昔ながらのスタイルで売られている。
 その市場を抜け、高架鉄道のマッカサン駅を探して歩き続けるが、頭上を見上げても
 高架鉄道の先には マッカサン駅は見えてこない。
 体力に自信がないので スワンナブーム空港へと向かう高架鉄道の起点になる
 マッカサン駅に行き着くことは諦め、元来た道を帰ることにした。

 途中、これも昔風のクイティアオ・ルア・ヌアの店があったので 昼ご飯代りに
 食べることにした。
 この店の雰囲気も ローカル色あふれる雰囲気だ。
 私がタイに初めてやって来た20年以上の前の姿が そのまま時間が止まったように
 残っている。
 こういう店に出会うと 通り過ぎてしまうのが出来ないのが 私の性分である。
 牛の肉、内臓などがたっぷり入って 25バーツと良心的な値段だ。
 飲み水もフリーである。
 この店でクイティアオ・ルアを食べている人たちも 昔風な雰囲気を残した人たちで
 それも好ましい。
 麺を茹で上げているのは東北タイ出身のおばさん、出来上がった麺を運ぶのは
 アユタヤ出身のおじさんだ。
 味付けも アユタヤ風のクイティアオ・ルア・ナムトックと東北タイ風の牛肉料理が
 混ざり合ったような感じだった。

 タイで1番高層のビル バイヨク2が目の前に聳えているすぐ近くに
 こんな古風な店が存在しているというのが嘘のようだ。
 一種の時間のゆがみがここにはあるから 不思議なものである。

 どんなに近代都市であると見せかけても その矛盾は至るところで綻びを見せている。
 これがアジアの都市の面白さなのだろう。



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バンコク ある風景 | 14:43:19 | Trackback(0) | Comments(0)
バンコク 路地裏の世界‐04 路地裏はユートピア
バンコク 路地裏の世界‐04 路地裏はユートピア 1

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バンコク 路地裏の世界‐04 路地裏はユートピア 10

 高層ビルの谷間のようになってしまったセンセーブ運河の向こう側にある路地裏の
 ある下町には何でも揃っている。
 路地裏から表通りに出れば、下町の中心には 昔ながらの市場があり、野菜も
 肉・魚、雑貨も 売られている。
 大型スーパーに比べれば、2,3割値段も安い。
 市場の前は 夕方近くなると 多くの屋台や露店が並び、路地裏の棟割長屋で
 生活している人たちが 夕餉の惣菜を求めて 行き交う。
 夕方の7時を過ぎれば、惣菜を売っているほとんどの店では 一斉に大安売りが
 始まる。
 野菜や肉・魚だって 店仕舞い前になると 買うかどうか迷っていると 値段を
 下げて 声をかけてくれる。
 高収入でなくても どうにか生活することが出来る形がまだ残っている。
 お金がなくても 気安く、気楽に生活できるのである。

 パン屋のおばあちゃんも茹でた南京豆を売るおばあちゃんも 表情が明るい。
 学校帰りの中学生たちも楽しげに下校している。
 一時代前の日本の中学生の持っていた表情だ。
 お腹が空いたのか 女子中学生が 寄り道して 市場の中で 嬉しそうに
 なにやら 麺類のようなものを食べている。
 どの光景も贅沢さとは無縁の世界であるが 心のゆとりを感じさせる姿である。

 この地域から 1キロばかり離れた場所には サイアムスクウェアという
 一大消費センターがある。
 そこで売られているものは時代の最先端を行く高級な商品ばかりが売られ、
 やって来る人たちも よそ行きの顔をしている。
 両極端な二つの世界が共存しているバンコクだが、バンコク庶民の住む路地裏の
 ユートピアは いつかは消え去ってしまうだろう。

 豊かさを標榜した未来社会であるが、その豊かさを享受できる人間は限られることが
 だんだんはっきりとした姿になってきている。
 貧しければ貧しいなりに 皆で支えあって生きていく世界が どんどん小さくなり、
 生活することが ますます苦しくなる。
 やはり 今の世界の流れは 何かおかしい。
 汗水たらして、路地裏の作業場で働く人たちや家族が報われない社会、それは
 日本も同じである。

 どうにかこうにか生きていくことが出来る世界が失われたとき、人間の住む社会では
 何が起こってくるのだろう。
 それは現実のものになってきている。
 自殺、陰惨な犯罪、戦争・・・
 生きる場所の回復への道は残されているのだろうか。
 失ったものがなんだったのか それすら思い出せなくなっているのではないだろうか。

 子供たちに豊かな未来をという言葉は美しいけれど、それを実現するための道筋は
 見つかっているのだろうか。
 その答えの手がかりが この路地裏のユートピアにはあるような気がする。


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バンコク ある風景 | 12:44:54 | Trackback(0) | Comments(0)
バンコク 路上の精霊の宿る樹
バンコク 路上の精霊の宿る樹 1

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バンコク 路上の精霊の宿る樹 8

バンコク 路上の精霊の宿る樹 9

 近所を散歩していると 路上の片隅、それも主要な道路ではなく わき道の
 ちょっとした狭い空地の片隅に 大木といってもいいような樹が立っていることが
 ある。
 そんな大木には 必ずといっていいぐらいに 赤、青、黄、白の布が巻きつけられ、
 信仰の対象になっている。
 タイに住むタイ族やラーオ族は 仏教を信仰する前は ピー(精霊)信仰という
 土着宗教を信仰していた。


 ― ピー信仰とは 特にタイ族、ラーオ族によるアニミズム(精霊信仰)を指して
  用いられる言葉である。
  ピー タイ語において「精霊、妖怪、お化け」の類を説明するために用いられる
  言葉である。
  バラモン教、仏教伝来などの外来の宗教伝来以前に見られたタイ族・ラーオ族全般に
  見られる信仰の形態であり、現在でもそれらの宗教の影響を受けながら、信仰する
  傾向がタイ族やラーオ族には見られる。 ―


 民家の庭先、ホテルの前、ビルの屋上など街の至るところに立っている小さな祠
 (サーン・プラ・プーム)は ピーの住処である。
 ピー信仰は、本来タイやラオスの土着の精霊信仰であるが、現在では タイや
 ラオスの仏教とも完全に融合し、切り離せないものになっている。
 人の力の及ばないところにピーがいて、ピーは自然の中でこそ、その威力を発揮する。

 長い年月をかけて育った大木は タイ人からすれば、ピー(精霊)の宿る場所に違いない。
 その信仰の証が 樹の周りに巻かれた布であり、大木の前に置かれた様々の像なの
 だろう。
 樹に宿る精霊たちが 悪さをしないようにと 力のある人物の像を飾ったに違いない。

 しかし、バンコクでの都会生活は 人々の心をどう変えていったのだろう。
 自然の中に隠れている脅威に対する畏敬の念は どうなったのだろう。
 物やお金が生活の中心を占めてくることで 人間の心の中に巣食っている闇には
 眼を向けることはなくなってきているのではと感じることも多い。

 タイでは 近頃 凶悪な犯罪が多くなってきている。
 お金のためなら 怖いもの知らずといった感じで 凶悪な強盗・殺人は増える一方だ。
 悪いピーが人の身体の中に入り込み、悪さをしているようである。

 自然と共存してきた伝統的なアジアの価値観は失われ、自然を制圧しようとする
 欧米的な合理的な志向が 人々の心の中に入り込んでいる。
 アジア的な共存・共生社会は失われ、富は一部の者たちに集中し、多くの人たちは
 貧しさの中にいる。
 貧しさが犯罪を生み出すのではなく、格差が犯罪を生み出すのである。
 ものにあふれた消費社会の中で ものを手に入れることの出来る人間と手に入れる
 ことの出来ない人間の格差が 人の心の中に軋轢を生み出す。
 心の軋轢の中に 悪いピーは 巣食うのである。

 そうした悪いピーを駆逐するためのピー信仰は失われ、人々は心のバランスを
 失っていく。
 お金やものの力が 猛威を奮い、一部のもの(先進諸国の企業家も含め)が 富を独占し、
 アジアの伝統的な共生の価値観を破壊してきたのが 近代化の隠された姿である。
 悪いピーたちは 際限なく 活動場所を得ている。


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バンコク ある風景 | 11:07:07 | Trackback(0) | Comments(0)
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