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ひかるの

Author:ひかるの
25年間、ネパール、インド、タイと 
うろうろ歩き回っています。
アジアの工芸、人々の生活を 眼で、
身体で確かめ、伝えていきます。

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インドの布 ラジャスタンの刺繍  刺繍のバッグ
インドの布 ラジャスタンの刺繍  刺繍のバッグ 1

インドの布 ラジャスタンの刺繍  刺繍のバッグ 2

    22cm x 18cm

 ラジャスタンのこの刺繍は、単純な技法から、
 複雑な模様を描き出す時間のかかる刺繍である。
 根気だけがこの刺繍を可能なものにする。
 ミラーを使い、糸を使って施す刺繍はなかなかシックである。


 日中、暑い日の照りつけるビカネールの街の中を歩き回る。
 夏のラジャスタンの午後の暑さの中を 歩き回る人々の姿はない。

 このビカネールの街の中にあるマハラジャの王宮に向かって歩く。
 街の中で唯一の大きな建造物である。
 王宮では人の姿はなく、たったひとりの王宮見学だ。
 ただ建物があるだけで 貴重な工芸品の姿はなく、
 大理石を使った豪華なモザイク細工の壁や天井、床だけが印象的だった。
 インドはどこまでも石の文化であることがわかる。

 次の日には ジョードプルからやってくるジャイサルメール行きの列車の
 停車するパロディという街まで、バスで移動した。
 ローカルバスは 砂漠の荒地の中を走る。
 ビカネールからパロディに向か途中には インドでも有名な塩の生産地がある。
 この砂漠の地 ラジャスタンは 大昔 海であったといわれている。
 そのために 砂漠の地中には 多くの塩が埋まっている。
 その塩を取り出して、精製するのである。
 ラジャスタンの地下水の塩気の強さは、ここから来ている。

 夕方近くになって、パロディの町に到着した。
 砂漠の中の城塞都市 ジャイサルメール行きの列車は 
 このパロディに真夜中にやってくる。

 中途半端な宿泊だが、真夜中まで 一部屋を借りる。
 機会があれば、体力を回復しないと 身が持たない。
 暑さにやられて 好奇心まで希薄になっており、
 どこかしこを探検する気は 起こってこない。
 それでも ホテルの周りを歩いてみるが、
 何一つ心を動かすことのない殺風景な街並みだった。
 身体を休めて ひたすら 真夜中の列車を待つだけだ。

 真夜中に列車が やって来た。
 重いリュックを背負い、列車に向かって走っていく。
 停まった列車には 多くの人々が集まり それに乗り込もうとしている。
 私も列車の入り口を目指し、争いながら、列車の中に乗り込む。

 ジャイサルメールまでの数時間の列車の中で どう過ごしたのか、全く記憶にない。
 椅子に座れたのか、床に座り込んだのか、眠ったのか、眠れなかったのか 
 そのことが 一つも思い出せない。


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インドの刺繍布 | 11:36:33 | Trackback(0) | Comments(0)
インドの布 グジャラートの刺繍 カッチのバッグ‐4
インドの布 グジャラートの刺繍 カッチのバッグ‐4 1

インドの布 グジャラートの刺繍 カッチのバッグ‐4 2
            横 104cm x 縦 116cm
 
 グジャラート州のカッチ地方の刺繍を施したバッグ、
 何でも入りそうな大きなバッグ。
 着替え、食料、何でもこの袋の中に入れて旅をしたのだろうか。


 夕方 砂嵐の舞う中、バスは ビカネールの街に到着した。
 風に舞う砂が 口の中に入らぬようにしっかり口を閉じ、今夜の宿を探す。
 日中の熱気で消耗した体力を回復するためには 早く宿を探すことだ。

 バスを降りた場所の近くに宿を見つける。
 宿の中も砂塵でざらざらしている。
 窓を開けると砂塵が舞い込んでくるので、窓を開けることはできない。
 部屋に浴室がついているだけでも有り難い。

 水を浴びる。ここの水も他の場所と同じように塩気が混じっている。
 贅沢を言っているわけには行かない。
 水分の補給は必須のことだ。
 しかし、塩気の混じっている水では のどの渇きを癒すことは出来ない。
 お湯を沸かし、インスタントコーヒーを飲んで、一休みをする。

 落ち着いたところで、外に出て散歩してみる。
 砂嵐はすっかり収まっている。
 通りの一角に人々が集まっている。
 近づいてみると、大きな釜でミルクを温め、それを売っている。
 街の人々はそれを求めて、集まっていたのだ。
 私もミルクを求める。
 二つのカップを使い、右のカップから左のカップへとミルクを何度も
 移し変えながら、ミルクを冷ましてくれる。

 ビカネールの通りに立つのは 男ばかりで女の姿はない。
 ラジャスタンでは、ヒンズー教徒の女は 人前には姿を現さず、
 外に出るときは薄いショールで顔を隠す。
 写真を撮られることも嫌う・
 ここでは、イスラム教徒の女は 顔を隠さない。

 一杯のミルクを飲み、宿に帰って寝てしまった。
 この宿の部屋のことが記憶に全くないのは、どういう訳だろう。
 次の日には、この街の宮殿を訪れたはずだから、2泊はしたはずなのに。
 あまりの暑さの中で 判断中止状態の中に居たに違いない。


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インドの刺繍布 | 22:09:53 | Trackback(0) | Comments(0)
インドの布 グジャラート カッチ刺繍布‐1 
インドの布 グジャラート カッチ刺繍布‐1 1

インドの布 グジャラート カッチ刺繍布‐1 2

インドの布 グジャラート カッチ刺繍布‐1 3

インドの布 グジャラート カッチ刺繍布‐1 4
    50cm x 52cm


 インド グジャラート州 カッチ地方のアンティーク刺繍布。
 大きなミラーが独特だ。
 灼熱の太陽の光を 縫い付けられた鏡に反射させ、
 光を 衣服や小物の中に取り入れる。
 暑い太陽を敵に回すのではなく、仲間をして取り込んでいくたくましさ、
 それがなければ、砂漠の中では生きていけない。


 窓の外の牛の死骸から逃れるように ナゴールの町を去り、
 砂漠の王国ビカネールを目指す。
 ラジャスタン砂漠地方には ラージプートのマハラジャの住んでいた王国が
 いくつかある。
 有名なのは、これから向かうビカネール、他にはジャイサルメール、ウダイプル、
 ジョードブルなどが有名な町だ。
 ラージプートというのは、ヒンズーカーストのクシャトリア(武士カースト)に属し、
 インドにやってきたイスラム勢力と 最後まで勇敢に戦った人たちだ。
  
 朝早く、荷物を積め、大きなリュックを背負い、バス乗り場へと足を運ぶ。
 太陽の光は 容赦なく照りつけ、砂漠を灼熱の熱さが覆っている。
 ビカネール行きのバスを見つけ、行き先を再度、確かめると 「そうだ」と応える。
 荷物をバスの屋根の荷台に載せろというので、鉄製のはしごを掴み、上ろうとすると、
 鉄製のはしごは 太陽に照らされて もう熱くなっており、あまりの熱さに掴むことは
 出来ない。
 それを見て、所掌が笑ったので、この砂漠の気候の中で、熱くなっていた脳みそには
 怒りがたぎってきた。

 バスに乗り込み、座る場所を確保する。
 バスは 砂漠の荒地の中を走り出していく。
 正午が近づいてくると、バスの中は 熱気に包まれてくる。
 バスの窓は、閉め切りだ。
 窓を開けると熱風が入り込み、余計に車内の温度を上げてしまう。
 ひたすら 耐えるだけだ。感覚はすっかり、麻痺してしまっている。
 何も考えない、何も感じない、そんな世界に自分を追い込んでいく。

 ビカネールまで 何を飲み、何を食べたか、今では思い出すことも出来ない。
 こんな暑さに慣れていない日本人にとっては 全くの限界への挑戦だ。
 体感温度は、45度を超えていたに違いない。
 サウナの中に 4,5時間 いたようなものだ。

 バスは小さな町や村で停車しては、人を降ろし、又乗せていく。
 砂漠の民族服に身を固めた女たち、ターバンをかぶりドーティを身につけた
 たくましい砂漠の男たちが、バスの中にも、バスの外にもあふれている。

 そんな光景を ぼんやりとした感覚を失った視覚が追いかけていく。
 まるで悪夢の中の世界である。
 夕方近くなり、バスは 砂漠の王国ビカネールに到着した。


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インドの刺繍布 | 20:05:04 | Trackback(0) | Comments(0)
インドの布 グジャラートの刺繍 カッチのバッグ‐3
インドの布 グジャラートの刺繍 カッチのバッグ‐3  1

インドの布 グジャラートの刺繍 カッチのバッグ‐3  2

インドの布 グジャラートの刺繍 カッチのバッグ‐3  3

インドの布 グジャラートの刺繍 カッチのバッグ‐3  4
  上のバッグ 33cm x 32cm   下のバッグ 31cm x 25cm

 グジャラート州のカッチ地方の刺繍を施したバッグ、
 刺繍は 砂漠の女たちのおしゃれだ。
 砂漠の太陽の光に反射して、きらきらと光るミラー
 小物入れのようなこのバッグに
 女たちは何をいれていたのだろう。


 汚い部屋と塩気の強い飲み水、これだけで砂漠の町メリタから逃げ出して
 しまいたくなる。
 真夏のラジャスタンの砂漠の町メリタには見るべきものは何もない。

 しかし、乾季の12月を過ぎると、この町や隣村のプシュカルでは 
 盛大な駱駝市やメラ(祭り)が開催され、多くの人々が 
 各地から集まってくるという。
 そんなときには、町は一変して 別物に変わってしまうのだろう。
 しかし、真夏のメリタの町は ただのひなびた生気のない町だ。

 朝 起きだし、この町から逃げ出すように隣の町 ナゴールへと移動した。
 この町は、メリタとは違って、活気があり、それなりに施設の整った安ホテルもあった。
 当時のインドルピーで一泊40ルーピー、日本円で5百円ぐらいだったように
 憶えている。

 受付でお金を支払い、階段を上っていくと、その踊り場には 大型扇風機からの
 風で 無数のハエが床にへばりついていたのを思い出す。

 部屋は 2階のシングルルーム、ベッドが一つ置かれ、浴室も部屋にはある。
 水道の蛇口をひねると 水も出る。
 その水の味を確かめてみるが、やはり塩気の強い水である。

 窓を開け、外を眺めてみると、1頭の牛が、死んだように横になっている。
 どう見ても死んでいるようにしか見えない。
 それが本当かどうかは、時間がたてばわかると思い、街の中を散策する。
 この町も 同じように暑い。

 市場辺りを目指して歩き始めると、一人のインド人がネパール語で話しかけてきた。
 私を見て、ネパール人だと思ったらしい。
 彼はネパールに住んでいたことのあるマルワリ商人だった。
 彼も、こんな名も知れぬ町にやってきているのは モンゴリヤン系のネパール人だと
 思ったのだろう。
 ネパールでも商売をしていたらしく、懐かしくて声をかけてきたらしい。
 まさかこんな辺境の土地に 日本人がいるとは 考えも及ばなかったのだろう。

 私もこの頃は 少しはネパール語も話せるようになっていたので、
 ネパール語で会話を進め、街の中を案内してもらった。


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インドの刺繍布 | 01:28:51 | Trackback(0) | Comments(0)
インドの布 グジャラート カッチ刺繍 壁掛け‐1
インドの布 グジャラート カッチ刺繍 壁掛け‐1 1

インドの布 グジャラート カッチ刺繍 壁掛け‐2 2

インドの布 グジャラート カッチ刺繍 壁掛け‐1

インドの布 グジャラート カッチ刺繍 壁掛け‐1 4
   幅 86cm x 長さ 170cm

 インド グジャラート州 カッチ地方の刺繍の壁掛け、
 刺繍ミラーワークのミラーが、輝いてきれいだ。
 まるで生命の樹を表すような図柄だ。
 こんな壁掛けを家の中に架け、どんな祈りを捧げたのだろうか。
 砂漠の容赦のない暑い日光によって 干からびた大地、
 厳しい風土の中で生まれた信仰とはどのようなものだろう。


 真夏のラジャスタンのオアシスのような村 プシュカルですら、
 照りつける陽射しは例外ではなかった。
 聖地として有名になった観光地 プシュカルは どういう訳か
 居心地のいい場所ではなかった。
 村中を ブラーマン階級の高慢さが 覆っていたせいかもしれない。
 うわべだけの友好、計算高さが感じられたのかもしれない。

 もっとなんでもない砂漠の町に 行ってみたくなった。
 そこで 地図を調べ、近くの町 メリタへと向かうことにした。
 バスに乗り、メリタの町に着くと、そこは 荒地の真ん中にぽつんとある町、
 そんな感じの町だった。
 町には 宿といえば、一つ、巡礼宿だけだ。
 外から見る眼には、3,4階建ての立派な建物だった。
 受付に行って、宿の宿泊料を訊くと 20ルピーもしなかったように思う。
 一泊、2百円以下、お金を支払い、階段を上り、部屋に入ってみると
 外と内とは大違いで、掃除などほとんどされておらず、ベッドのシーツといえば、
 何ヶ月も洗われていないような代物だった。
 
 白いシーツの色が にしめた様な茶色に変わり、とても 横になることの
 出来るようなものではなかった。
 シーツを変えてくれるように頼むが 一向にやってこない。
 一休みをしようにも横になることも出来ない。
 頭にきて、汚いシーツをベッドから引き剥がし、受付に持っていき、
 それを見せ付けると、やっとしぶしぶと洗ったシーツを出してくれた。

 次の問題は水だが、下の受付の近くにある水道の水は、真水ではなく、
 塩気を含んだ水、24,5年前の辺境の町では、まだまだミネラルウォーターなど
 なかった。
 地元の人間が飲む水といえば、その塩気のある水だけで
 それをを飲むより仕方がなかった。

 この町でも夜、何を食べたのだろう。
 小麦粉を練って伸ばして焼いたチャパティ、酸っぱいヨーグルト、ジャガイモ、
 そんなものがセットになっていて、4,5ルピーだった。
 案外食べやすかったことを覚えている。

 食べ物に対する関心は のっから薄れてしまっていたのだ。
 暑さのために食欲など湧いてこなかった。
 暑さと水に慣れるだけで精一杯の状態だった。
 仕方なく飲んでいたのは、ホテルの前の広場で売られている屋台の自家製のソーダー、
 塩気を感じないだけ、抵抗なく飲むことが出来た。


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インドの刺繍布 | 00:41:23 | Trackback(0) | Comments(0)
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